2018年の軽の新車販売、全体に占める割合は? 「2018年12月に売れた日本車」

2019.01.14

2018年12月 車名別販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)

1位 ホンダN-BOX 1万6607台
2位 スズキスペーシア 1万2143台
3位 日産デイズ 1万196台
4位 ダイハツタント 9805台
5位 ダイハツ・ムーヴ 9207台
6位 トヨタアクア 9050台
7位 トヨタ・シエンタ 9028台
8位 ダイハツ・ミラ 8699台
9位 日産ノート 8064台
10位 トヨタ・プリウス 7061台

11位 スズキ・ワゴンR 6766台
12位 トヨタ・ヴォクシー 6494台
13位 トヨタ・カローラ 6395台
14位 トヨタ・ルーミー 6390台
15位 ホンダ・フィット 6369台

ホンダN-BOX 15カ月連続首位

12月単月の乗用車の車名別ランキングは、“軽高登低” の配置が続いた。トップに立ったのは一昨年9月に全面改良を行い、昨年の11月には特別仕様車のカッパーブラウンスタイルを設定したホンダN-BOXで、前年同月比10.0%減ながら1万6607台の販売を記録して16カ月連続での首位につく。続く第2位には、昨年12月にSUVデザインのギアを追加して同38.7%増の1万2143台を達成したスズキ・スペーシアが前月と同様にランクイン。第3位には、同9.8%増の1万196台を販売した日産デイズが1つ順位を上げて入った。さらに、第4位には昨年12月にお買い得グレードのVSシリーズを発売して同12.2%増の9805台を記録したダイハツ・タントが、第5位には同8.6%減ながら9207台を販売したダイハツ・ムーヴが入り、3カ月連続でトップ5を軽自動車が独占した。

登録車で首位のトヨタ・アクアは、同22.4%減の9050台で第6位に位置。また、昨年9月に2列シート車を新設定するなど一部改良を実施したトヨタ・シエンタは同23.6%増の9028台で第7位、トコットの販売が好調なダイハツ・ミラは同30.7%増の8699台を成し遂げて第8位、昨年12月に特別仕様車のCギア・リミテッドを発売した日産ノートは同7.9%増の8064台で第9位、昨年12月にマイナーチェンジしたトヨタ・プリウスは同42.0%減ながら7061台を記録して第10位に入った。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、14カ月連続である。

話題の新型車の成績を見ていこう。昨年9月に仕様の一部向上を図った日産セレナは同4.7%増(5913台)で第16位に、昨年6月に全面改良を実施したトヨタ・クラウンは同167.1%の大幅増(5139台)で第20位に位置。昨年10月に一部改良を行ったトヨタ・アルファードは同76.2%の大幅増(4600台)で第23位、トヨタ・ヴェルファイアは同7.6%増(2981台)で第35位に、昨年11月に特別仕様車のワンダラーを発売したスズキ・ハスラーは同21.9%増(5112台)で第21位に、昨年11月に商品改良を敢行したマツダCX-5は同43.3%増(2996台)で第34位に、昨年11月に商品改良を行ったマツダCX-8は同42.3%増(2961台)で第36位に入る。

また、昨年7月にフルモデルチェンジしたスバルフォレスターは同61.9%増(2283台)で第43位に、やはり昨年7月にフルモデルチェンジしたスズキ・ジムニーは同73.2%増(1706台)で第49位に、昨年10月に新グレードのスタイルを追加したダイハツ・ブーンは同53.3%増(1081台)で第54位にランクインした。

さらに、昨年12月にミディアムクラスのハイブリッドセダンへと生まれ変わったホンダ・インサイトは月販目標の1000台を超える1038台の販売を記録して第55位に、昨年11月よりハイブリッドモデルの販売をスタートさせたホンダCR-Vは963台を記録して第57位に、昨年7月に新型に切り替わったスズキ・ジムニーシエラは同1179.5%の大幅増(934台)を成し遂げて第59位に食い込む。昨年7月に市場デビューを果たした新型軽バンのホンダN-VANは、月販計画3000台を上回る3704台の販売台数を達成した。

2018年を通しての車名別ランキングは、前年比10.7%増の24万1870台を記録したホンダN-BOXが2年連続での首位に輝く。しかも、20万台超えを達成したのはホンダN-BOXのみで、かつ第2位との差は8万9766台と圧倒的な開きをつけてのトップだった。大差はついたものの、第2位には同45.2%の大幅増(15万2104台)を達成したスズキ・スペーシアが堂々のランクイン。さらに、第3位には同2.9%増の14万1495台を成し遂げた日産デイズが入り、年間トップ3を軽自動車が独占した。第4位には、やはり軽自動車のダイハツ・タントが同3.4%減の13万6558台で位置。登録車で首位の日産ノートは、同1.9%減の13万6324台で第5位に食い込んだ。トップ10を一覧すると、軽自動車が昨年より1車種増えて7車種となり、残り3車種がHV専用またはHVを中心に据えた登録車。ユーザーの低燃費志向、そして節約志向は依然として続いているようである。

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