世界に1台 不思議なメルセデス・ベンツ、オークションへ

公開 : 2019.01.31 11:10  更新 : 2020.12.08 18:40

レストア、だがポテンシャルあり

いつ頃このボディワークが製作されたかは不明だが、1968年のオランダの登録書類はこの車体を2ドアクーペと説明しており、1973年に書かれた手紙も特殊なボディワークについての記載がされている。

1970年代に撮影された写真では綺麗な状態のボディーと錆ひとつないイエローの塗装がかつての輝かしい時代を象徴している。

現在の状態は決して良いものとは言えない。窓ガラスやトランスミッションなどの主要な部品が取り外されているが、エンジンは搭載されているままである。ボナムスは取り外されているパーツなどは依然として前のオーナーが保管しているとみている。なので新しくオーナーになる人物は整備と部品探しの両方ができなければならない。

気の遠くなる作業が待ち受けているかもしれないが、このユニークな1台は多くの可能性を秘めているのは確かだ。特に程度が良い通常のメルセデス・ベンツ220が10万ポンド(1420万円)で取引されているという点を考慮すると、かなりお得と考えられるだろう。

レストア計画に自信があり、興味を持った方は2月7日にパリにて開かれるボナムスのオークションへ向かうことをオススメする。良いニュースは、このメルセデスは最低落札価格が設定されていない。予想価格も1万3000ポンド(185万円)と非常に低く設定されている。

だが気をつけて欲しい。このメルセデスのレストアには多額の費用と時間がかかるということを忘れないように。

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