ケーニグセグ、EV版サーブの「NEVS」と提携へ ハイパーカー開発を加速

公開 : 2019.01.31 15:40

ケーニグセグ 中国の可能性

クリスチャン・フォン・ケーニグセグは、この契約が彼の設立した会社をハイパーカー市場において「急速に成長させる」と語っている。同社は現在、447.2km/hの最高速度記録を打ち立てたアゲーラRSの生産と、合計最高出力1500psのハイブリッド・パワートレインを搭載するレゲーラの開発を行っている。

NEVSとの製品開発でケーニグセグは「持続可能な未来を実現する」と同氏は付け加えた。

中国の不動産開発業者である恒大集団は先日、NEVSの経営権を取得すると発表。NEVSは中国天津市でサーブ9-3をベースにした電気自動車を生産している。さらに中国市場に向けてSUVの9-3Xを開発中だ。

恒大集団は中国内に大規模な自動車販売網を所有しており、これによってケーニグセグは同国で大幅に販売範囲を拡げることが可能になるだろう。

その一方で恒大集団は最近、中国のバッテリー・メーカーである上海CENATニュー・エナジー・カンパニーの株58.07%を買収している。同社は問題を抱えている米国の電気自動車スタートアップ、ファラデイ・フューチャーの株32%も保有している。

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