ロードテスト レクサスES ★★★★★★★☆☆☆

2019.02.17

 

はじめに ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆

ESのラインナップにおける最強グレードは306psの3.5ℓV6だが、英国に導入されるのはハイブリッドのES300hのみだ。レクサス・ハイブリッドドライブの第4世代となるこれは、出力は既存のFR用のそれに劣るが、熱効率は41%で、市販エンジンでは世界最高を謳う2.5ℓ直4アトキンソンサイクルDOHCを採用する。

これに組み合わせるのは、さらに経済性を高めるモーターとトランスアクスル・トランスミッションをセットにしたハイブリッドシステムだ。これには電気式CVTとスターター/ジェネレーター兼用の小型モーター、120psの駆動用モーター、245Vのニッケル水素バッテリーが含まれる。バッテリー搭載位置は、先代のトランクから、後席下へと変更された。パワートレインのシステム出力は218psで、WLTP燃費は19.0km/ℓだ。

レクサス曰く、新型ESの加速は、エンジン回転と速度を揃えたよりリニアなものとしているのだとか。また、スポーツモードでは低速トルクを高めている。旧来のハイブリッドシステムにあったゴムに例えられるダルさは克服し、6段仮想変速のパドルシフトでクルマ任せな感覚も払拭しているという。

シャシーはカムリのそれと基本を共有しながらも、大きく手を加えられている。いずれも新開発のグローバル・アーキテクチャーK(GA-K)を使用し、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクなのも共通。しかし、ESはリアシート後方にV字ブレースを追加し、LCクーペ並みのボディ剛性を達成している、とメーカーでは説明する。

ESのサスペンションは、スタビリティを高めるべく、キャスター角とキャスタートレイルを大きく取り、ストラットの角度は路面からの入力を吸収するため最適化が図られている。さらに、Fスポーツ仕様以外に採用されたスイングバルブ・ショックアブソーバーは、一般的なダンパーでは減衰しづらい小さな入力を受ける場面であってさえも、かつてないほどの快適性を生むという。

ボディサイズは、先代に対し65mm長く、45mm広いが、5mm低い。それでもホイールベースは、このクラスをリードするライバル、メルセデスEクラスよりおよそ70mm短い。

 
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