ポールスター2、公開まで9日 テスラ・モデル3と競合 ボルボ独立EV

公開 : 2019.02.18 20:10

COOがAUTOCARに語ったこと

2018年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、ポールスターのジョナサン・グッドマンCOOはこの新型車に関するいくつかの情報をAUTOCARに語った。

同氏はこのエントリー・モデルについて「ショールームに並ぶラインアップの下端に位置することになります。そしてわれわれはこのモデルで、われわれが必要としているEV市場の最多量販価格帯に参入することができるようになります」と述べた。

ポールスター2は、2017年に発表されたボルボ40.2コンセプトと明らかに関係が深いモデルだ。この時、同時に公開されたボルボ40.1コンセプトは、後にコンパクトSUVのボルボXC40として市販化されている。

グッドマンはまた、今後数年間の市場におけるEVの普及速度を考えれば、既存の自動車メーカーが主流製品とは異なる独特なデザインのEVを作り、サブブランドから発売することは、大きな間違いになると警告する。

「世界の電気自動車市場は2017年に400万台でした」グッドマン。「しかし、2025年までには間違いなく900万台規模にまで拡大すると思われます。あるゆる地位や職業のEVオーナーが誕生します。つまり、電気自動車だからといって、変わったクルマとか未来的なものと考えることは間違いです」

「他のブランドはそんなことをしかねません。しかし、われわれは今後7年でEV市場は3000万台規模になると見ています。そうなるとEVはもはや隙間商品ではなく、主流になるでしょう。青い光が横でチカチカ光るようなクルマではなく、ただ素晴らしいデザインのクルマを作ればいいのです」

また、テスラに惹かれたライバル・ブランドが後追いで登場させているカルト的なクルマとは対照的に、グッドマンはポールスターが顧客に対し包括的な姿勢であることを望んでいる。

「われわれの顧客はどんなタイプだろうと尋ねてまわることは、われわれのようなブランドにとって危険だと私は考えます」と彼は言う。

「電気自動車は、これからリタイアする若い経営者にアピールするでしょう。それは新しい市場です。購買意向は変化します。だからわれわれは一部の変わり者や批判的なひとびとに受けるのではなく、全てのひとびとに向けて開けたブランドにならなければいけません」

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