プジョーのボス、インタビュー 日本/イギリスで見たアンパラトCEO

2019.03.31


一貫性を持って見定め、評価する

経営理念もシンプルなものだと説明するアンパラト。「まず、限られた予算をどこに割り振るかを決める場合、わたしは初めにデザイン部門に充てます。デザイン・ディレクターのジャイルス・ビダルを不利な立場に置きたくはありません。そして一貫性を持って、過去10年に渡る開発の成果を確認します。ひとつ目は他よりも優れている点。すべてのクルマの小さな過ちも見過ごさず、改める必要があります。今のところ順調に進んでいると思いますが、先は長そうです」

「ふたつ目は、直感的なドライビングを提供できているか。素晴らしい路上でのハンドリングと、われわれの特徴でもあるiコクピットは、クルマを特別で運転のしやすいものにしてくれます。みっつ目は、昨年われわれがリリースしたクルマなどの、購買動機をシンプル化することです。現状ではプジョーの中から欲しいモデルを選択し、さらに希望のパワートレインを選択しなければなりませんが、それは複雑な作業です。われわれは、プジョーに興味を持ってくれそうな、潜在的な顧客を逃していたと考えています」

一部のジャーナリストなどは、プジョーの近年の成功は3008や5008のSUVの人気が大きいと考えているが、アンパラトはそれ以上の部分も大きいとしている。例えばDセグメントのサルーン、508は、フランスではセグメントリーダーになっている。また、想定している予算より少し上のグレードが多く売れているという。

プジョーはライバルのフォルクスワーゲンと比較しても、実勢価格が堅調に保たれており、実販売台数と比較して、レンタル用途やデモカーなどの割合も、良く制限されているとのこと。これらが組み合わさり、英国を含むプジョーの2019年の業績は11%増と、好調になっているのだ。

 

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