ポルシェEVタイカン 開発チーム接触 出力/グレード、詳細が明らかに

公開 : 2019.04.01 12:07  更新 : 2021.02.10 17:27

車重は「パナメーラ・ハイブリッドと同程度」

タイカンの車重については様々な憶測が飛び交っている。だが、われわれの取材班はポルシェから「パナメーラ・ハイブリッドと同程度」という言葉を得た。ということは、2250kg前後であるという意味だ。

ジャガーIペースよりわずかに重く、テスラモデルSと同等だ。トップ・モデルの加速性能は、当初ミッションEで言われていた0-100km/h3.5秒を「下回る」と非公式に言われている。

興味深いことに、タイカンは全車とも最高速度が250km/hに達する。これはモーターの性能だけでなく、2速ギアボックスの採用によるところも大きい。BMW i8と同様、2速ギアボックスを組み合わせれば、電気モーターの性能をフルに使った状態を維持したまま、速度を引き伸ばすことができる。

ポルシェはまた、タイカンのパフォーマンスの再現性も改善させている。当初、バッテリーがなくなるまでに0-100km/hのフル加速は10回が限界と言われていたが、今や12回まで可能になった。

さらに0-200km/h加速も、少なくとも4回は、性能が落ちることなく可能だという。

最高速度は「どんな公道でも実際に出せる速度よりは高い」という表現に留まる。

航続距離は最初に発表されていたとおり500kmだが、これは旧いNEDCで測った数値であり、より現実的な新しいWLTPによる数値はこれより低くなることを忘れてはいけない。おそらく435km程度になるだろう。

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