ジャガー・ランドローバー 廃車のアルミ、新車の製造に CO2削減ねらい

公開 : 2019.04.04 11:55

スクラップにしてしまう量産前試作車を使って、ジャガー・ランドローバーが車体に使われているアルミニウムの再利用を試しているそうです。その目的はもちろん、車両の生産工程から出るCO2と、廃車から出る廃棄物を減らすためです。

もくじ

廃車のアルミを新車の製造に再利用
XEのボディは半分以上がリサイクルされた素材

廃車のアルミを新車の製造に再利用

ジャガー・ランドローバーは、量産前に試作した電気自動車Iペイスを使って、新たなアルミニウムのリサイクルを試している。廃棄物と生産工程で排出されるCO2の削減が狙いだ。

この「リアリティ・プロジェクト」は、廃車から取り出したアルミニウムを溶かし、新車の製造に使うことができる高品質な素材として再利用するというものだ。

試作車のバッテリーもまた再生し、再利用する。

この取り組みは、車両の生産によって排出されるCO2を減らし、廃車から出る廃棄物を最少化するという、全社的な活動の一環である。

ジャガー・ランドローバーは「既に全世界の車両生産工程から出るCO2は1台あたり46%削減しました。さらに脱炭素化に向けて取り組んでいきます」と声明で述べている。

XEのボディは半分以上がリサイクルされた素材

2013年9月から2019年1月の間に、廃車から再利用された金属は30万tにのぼるという。同社では年間18万tのアルミニウムを使用している。

日産やメルセデス・ベンツなど他のメーカーもリサイクルされたアルミニウムを使用しているが、これらの会社は外部の業者から供給を受けている。もしリアリティ・プロジェクトが成功すれば、ジャガー・ランドローバーは大量の社用車を廃車にすることを計画している。

ジャガーXEサルーンの車体に使用されているアルミは、75%がリサイクルしたものだ。これを含め、ボディの半分以上が再利用した素材で作られている。

ロンドンにあるブルネル大学の科学者チームは、リサイクル素材の強度試験を実施している。新しいアルミと同等の衝突安全性が得られることを確認するためだ。

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