劇中車あつかう男 インタビュー 知られざる困難 意外な裏話も

公開 : 2019.04.14 16:50

登場車種にもランクが

俳優と同じように、クルマにも上下関係がある。トップに位置するのは『ヒーローカー』と呼ばれる存在だ。ケビンはスティーヴン・ホーキングの伝記的映画である『博士と彼女のセオリー(2014年)』に登場するミニ・カントリーマンや、『メリー・ポピンズ リターンズ』で使用された1932年製フォードモデルYもヒーローカーに当たるかもしれない。

個人的には、後者は「キャラクターカー」のように感じられる。ヒーローカーよりも一段落ちる、脇役が運転するクルマだ。彼の所有車なら、ビュイック・モデル40がこれに当たるだろう。『わたしが愛した大統領(2012年)』のオープニングシーンで、このクルマのインテリアが使用されている。

ケビンはキャラクターカーの次に、『ドレッシングカー』に触れた。通りのシーンで道を埋めるのに使うクルマだ。例えば、ケビンの所有する三菱アウトランダーは『キングスマン(2014年)』や、ガイ・リッチーが監督を務め、もうじき公開される『ラストクリスマス』でも使用された。

後者ではケビンのプジョー207も使用されている。他にも、彼のアウトランダーは『トゥームレイダー(2018年)』で登場しているが、この映画のリハーサルで自転車レーサーが停まっているマクラーレンに突っ込んで行った事件の方が印象深いらしい。

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