戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 後編

2019.04.28

10:ダウアー962(1993年)

1980年代中盤、プロトタイプカーの956とその後継モデルである962によって、ポルシェはル・マンを席捲していたが、1987年以降は勝利から見放されていた。

1994年、主催者がGTカークラスを盛り上げるべくルールを変更すると、ポルシェとファッション界の大物だったヨッヘン・ダウアーはそのルールの抜け穴を見つけ出し、レーシングカーの962を公道仕様のGTモデルに変更することで、ダウアー962ル・マンを生み出している。

レースカーと同じ740psを発揮する3.0ℓターボエンジンを積み、公道モデルとして必要なロードクリアランスを確保するため、車高調整可能な油圧式サスペンションを備えていたこのクルマは、ル・マンのGTクラスでの出走が認められ、予想通り勝利をあげている。

1995年のル・マンでは、ダウアー962の出場を禁止すべく、ふたたびルール改正が行われたが、その人気の高さから、公道仕様の生産は続けられた。

 

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