長期テスト アウディTT RS(7) ケイマンと比べて見える魅力

公開 : 2019.05.07 10:40

中型スーツケース2つを詰め込める これ以上ない実用性

だが、必要に迫られて使うこと数日。トランクルームがまるでしつらえたように、3台のグループテストに必要な機材一式を詰め込むのにちょうど良いことが判明した。スタンが気に入っていたことを思えば、意外でもなかったのかもしれないが。

結局、細々した道具に関しては中型スーツケース2つに詰め込むことにした。大人ふたりの荷物と言えば、実用的なクーペに求める収納力そのものだろう。

そしてこれは、ブーツや三脚バッグ、予備の衣服、リュックサック、洗車用具など、わたしに必要な道具を運ぶのにも必要だ。これらがすべて、浅いトランクルームに収まってしまう。

しかも、TTのトランクフロアの高さは絶妙だ。腰をかがめなければならないほど低いわけでもなく、奥の道具に必死に手を伸ばさなければならないほど高くもない。大きなハッチバックスタイルのトランクリッドも利便性に一役買っている。

最近のスポーツカーは実用性も重視されるようになってきている。ケイマン、今回グループテストを行ったGTSモデルでさえ例外ではない。ボンネット下には想像以上のスペースがあり、現行モデルは控えめながら、リアにも収納スペースがある。とは言え、大荷物となると前後ふたつに分けなければならないし、たいていは助手席も使う羽目になる。

参加したもう1台はロータスエキシージだが、このクルマのトランクルームは雀の涙だ。

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