ベントレー伝説的モデルがロンドンに エリザベス女王の公用車も コンクール・デレガンス

公開 : 2019.06.21 18:10

ル・マンで活躍した数々のベントレー

ベントレーの偉大なレースに関する歴史を象徴するモデルといえば、ル・マンに初めて出場した3リッターが挙げられる。1923年にプライベーターから参戦したこのクルマは4位でレースを終えた。

これがベントレーとラ・サルト(ル・マン24時間が行われるサーキット)の関係の始まりであり、翌1924年には前年と同じジョン・ダフとフランク・クレモン組がベントレーで初優勝を遂げている。

しかし、歴史的に最も有名なベントレーは「オールド・ナンバー・ワン」と呼ばれるスピードシックスだろう。

1929年にはバーナートとヘンリー “ティム” バーキンのドライブで、そして翌1930年にはバーナートとグレン・キッドストンのコンビでル・マン初連覇を果たしたこのクルマも、ハンプトン・コートに姿を見せる。

1930年のル・マンにナンバー3を付けて出場した「オールド・ナンバー・スリー」と呼ばれるスピードシックスも同じ会場に展示される予定だ。

他には、バーキンが乗った最初期のブロワーや、1930年のル・マンでバーキンが運転した「オールド・ナンバー・ツー」も展示される。後者は最もオリジナルに近い状態を維持しているという。

最高のベントレーだけを展示

「ベントレー100周年を祝うために、われわれは何か特別なことをせずにいられませんでした。コンクール・デレガンスの展示は、まさにその気持ちの表れです」

「われわれは最高のベントレーだけを集めたいと考えました。今回の企画では、歴代ベントレーの中でも、最も有名で、最も重要で、最も影響力のあるモデルが一堂に会することになります」と、コンクール・デレガンスのディレクターを務めるアンデリュー・エヴァンスは語っている。

「これらのモデルによって、ベントレーはそのクラフツマンシップ、スピード、革新に対する評判を確立してきました。英国で最も素晴らしいブランドの1つを祝す、最高のイベントとなるでしょう」

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