フェラーリF8トリブート、日本導入 新型V8クーペのスペック/内装/エンジンを解説

公開 : 2019.06.25 07:40  更新 : 2019.06.27 12:25

フェラーリの新型車「F8トリブート」が日本へ。最新V8ミドシップ・ベルリネッタのスペック、内装、エンジンを解説しましょう。画像50枚。

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:Ferrari S.p.A、AUTOCAR

 

もくじ

はじめに 新型車 F8トリブートとは?
フェラーリF8トリブートの外観
フェラーリF8トリブートのエアロダイナミクス
フェラーリF8トリブートの内装
フェラーリF8トリブートのシャシー
フェラーリF8トリブートのパワートレイン
フェラーリF8トリブートの装備
フェラーリF8トリブートのスペック

はじめに 新型車 F8トリブートとは?

フェラーリの8気筒ミドシップ・ベルリネッタの歴史は1975年にデビューした308GTBから始まる。それまでのV6 2.4ℓユニットを積むディーノ246gtの発展型として送り出された308GTBは、フェラーリにとって新たなクラスを確立する。

以来常に時代の最先端に位置する328、348、355、360、430、458、488系へと進化してきた。その第9世代として開発されたF8トリブートは、2019年2月28日にその存在が発表され、3月のジュネーブ・モーターで公開。フェラーリの伝統といえる法則性のないネーミングだが、F8トリブートはフェラーリ史上最強のV8エンジンに対するオマージュといわれる。

これまでフェラーリの8気筒ミドシップ・ベルリネッタは、基本モデルがデビューしたのち、そのビッグマイナー版に進化した後にフルモデルチェンジという流れできた。たとえば、308が328に進化し、348にフルモデルチェンジ。

458が488へとマイチェンされているから、今回のF8トリブートはこれまでの流れでいえばフルモデルチェンジされて登場する番だ。しかし、その構成は488の延長線上にあった。恐らくは直後に姿を現したSF90ストラダーレの開発に力が注がれたものと思われる。

488GTBに較べ最高出力は50ps上乗せした720psを発揮するに至り、比出力は185ps/ℓと記録的な数値を記録する。一方で各部の軽量化が施され488GTBより40kg軽い1330kgを実現し、パフォーマンスをさらなる高みに引き上げた。0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速は7.8秒、最高速は340km/hをマークする。

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