新型M・ベンツAクラス プラグインハイブリッド「A250e」を準備中

公開 : 2019.07.01 18:13  更新 : 2019.07.01 18:24

B250e、CLA250e、GLB250eも登場予定

モーターを駆動する電気は、15kWhのリチウムイオン・バッテリーから供給される。BMW 225eアクティブツアラーの9.7kWhや、フォルクスワーゲン・ゴルフGTEの8.7kWhと比べると、容量はかなり大きいことになる。これによってA250eは、最も効率の高いドライビング・モードを選択すれば、WLTP複合サイクルで約60kmの距離を電気のみで走行できる計算になる。

ドイツ運輸省の公式書類をAUTOCARが調べたところ、A250eのEV走行時における最高速度は140km/hであることも分かっている。

ハイブリッドの電装システムが荷室床下の空間を占めるため、メルセデスのエンジニアはAクラスの設計に手を加え、後部座席の下にバッテリーを搭載できるようにした。その横に備わる給油タンクの容量は、A200の45ℓから35ℓに縮小されている。

また、重量120kgにおよぶリチウムイオン・バッテリー・パックを積むため、リア・サスペンションにも改良が施される。バッテリー・パックはダイムラーの子会社であるドイッチェ・アキュモーティブが製造し、そのバッテリー・セルは韓国のLG化学から供給される。

A250eは、22kWのDC急速充電にも対応する見込みだ。充電に要する時間は今のところ不明だが、A250eの発表が予定されている9月のフランクフルト・モーターショーが近づけば明らかになるだろう。

A250eと同じガソリン・ハイブリッドのパワートレインは、今後登場するB250e、CLA250e、GLB250eにも使われる予定だ。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像