V8を五感で体感 マクラーレン720Sスパイダーに試乗 性能はクーペと遜色なし

2019.07.05

オープンなら325km/h、クーペなら341km/h

またドライバーの背後に折りたたみ式のルーフを収納することに合わせて、必要なメカニズムが収容され、ボディ構造が見直されている。結果、タブシャシーはモノケージⅡ-Sと名前が改められているが、その極めて高い剛性は引き継がれている。

油圧式ではなく、8基のモーターを用いて静かに動作する、ルーフの開閉機構自体も注目に値する。650Sスパイダーが29km/hまでだったのに対し、720Sスパイダーでは49km/hまでなら走行中も開閉が可能になっている。

また軽量さも大きくは損なわれていない。タブシャシー自体への補強は特に不要だったとのことで、クーペと比較しての重量増は50kgに抑えられている。乾燥重量は1332kgだという。つまり、走行パフォーマンスの面では、クーペとスパイダーとでは大きな違いはないといえる。

0-100km/h加速に必要な時間はどちらも同じ2.9秒。0-200km/hに要する時間で見るとクーペの方が僅かにリードし7.9秒となっているが、その差は0.1秒だけ。スパイダーの場合、ヘッドルームが無限に広がっている状態の最高速度が325km/hへ制限されてしまうという点があるが、こんな数字を出せるのはドイツのアウトバーンでも限られている。それに、カーボンファイバー製の屋根を閉じれば、クーペと同じ341km/hを出すことができる。

確認はこれくらいにして、走り出してみよう。

 
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