ルノー4LのEV(オープン仕様) トゥイジーのパワートレインを流用

公開 : 2019.08.06 12:20

ルノーが4Lのファンミーティングで、EV版を発表。オープントップの4Lにトゥイジーのパワートレインを搭載しました。残念ながら市販化の予定はないそうですが……。

もくじ

製作期間 6カ月
閉じたフロントグリル EVを主張
オリジナルはわずか563台で終売

製作期間 6カ月

ルノーが、同社初の前輪駆動ファミリーカー「4L」をベースにしたレトロなオープントップの電気自動車を発表した。

ワンオフで製作された「eプラン・エール」(フランス語で「いっぱいの空気」つまり「野外」という意味)は、第10回「4Lインターナショナル」で公開された。毎年開催されているこのイベントは、かつてシトロエン2CVのライバルだったルノー4Lのファンミーティングだ。eプラン・エールは、ルノー・クラシックとルノー・デザイン、そしてパーツ供給業者のムラン・レトロ・パシオンが協力して作り上げたという。

彼らは4Lがこのプロジェクトのベースとして選ばれた理由について、世界中で800万台以上が販売され、今もルノーで最も知られているモデルであること、そして4Lの同時代のライバルたち、BMCミニ、フォルクスワーゲンビートルシトロエン・メアリがいずれも電動化されていることを挙げた。

ドアも屋根もないこのeプラン・エールは、製作に6カ月を要したという。最高出力17psの電気モーターと、6.1kWhのリチウムイオン・バッテリーは、ルノーの超小型EV「トゥイジー・アーバン80」から流用したもの。ただし車両重量は580kgと、トゥイジーより130kgも重い。

関連テーマ

おすすめ記事