ポルシェ・タイカンに初試乗 700ps/103.5kg-m以上 911に近い感覚

2019.08.29

サマリー

700psと4シーターを備えたドライバーズEV、ポルシェ・タイカンは、2020年の発売に向けて量産準備が着々と進められています。プリプロダクション・モデルを、ドイツ・シュツットガルトの一般道で、ついに試乗する機会を得ました。

もくじ

世界初の量産ドライバーズEV
ターボで600ps、ターボSで700ps以上
ポルシェらしいステアリングフィール
ボディサイズからは望外のコントロール性
偉業と呼べるほどに現時点で最高のEV
ポルシェ・タイカン(ターボS・仮称)・プロトタイプのスペック

世界初の量産ドライバーズEV

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

理由はわかっているのだが、どうもしっくりこない。幸運にもモータージャーナリストをしている手前、毎週のように様々な土地へ行き、様々なクルマを運転している。だが、ポルシェ初となる純EVを運転した体験は、明らかにこれまでとは異なるものだった。

その理由は、電気というエネルギー源がポルシェにとっては水と油のように、相容れないもののようなイメージがあるためだろう。それでも、このポルシェ・タイカンが量産化され、世界初となる量産のドライバーズEVとなる将来が目前のいま、その影響力は計り知れない。ポルシェのやることだから、抜かりはないはず。

ポルシェ・タイカン・プロトタイプ
ポルシェ・タイカン・プロトタイプ

重要なクルマで、かつ正式に発表される前ということもあり、ここに書き出せる情報は非常に限られている。公式情報として存在するのは、2015年にポルシェが発表したミッションEVコンセプトに関わるものくらい。だが、かなりの情報はわたしの元へと伝わっており、残るは実際にタイカンを運転するばかり、という状況でもあるのだが、正式発表があるまでは具体的な評価は尚早だ。

少なくとも確認できているのは、ポルシェが所有する2台のタイカンが存在すること。恐らく実際には3〜4台は存在するはずだが、最近のポルシェ流のトップグレードから発表する順序を見る限り、残りのクルマは今回試乗したクルマよりパワーで劣るのではないかと思う。そして上級グレードとして、ターボとターボSと命名されるのではないかと噂される、この2台がある。EVだから実際にはターボチャージャーは搭載されないわけだけれど。

 
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