ピニンファリーナ 新たな電気自動車用プラットフォームをボッシュ等と共同開発

公開 : 2019.09.11 11:50

最初のモデルは高級SUVに

3社が共同開発するスケートボード型プラットフォームは、モーターを前後アクスルに搭載し、バッテリーは床下に収められる。合計100kWh以上もの容量のバッテリーを収容でき、モーターは前後に2基ずつ、計4基が搭載可能になる予定だという。開発は間もなく始まり、2020年には生産を予定している。

ピニンファリーナの技術部門を率いるクリスチャン・ユングは、次のように述べている。「電動プラットフォームの利点は、バッテリー、モーター、シャシーをモジュール化することで、様々なクルマの開発に適用できることです」

ピニンファリーナ・バッティスタ
ピニンファリーナ・バッティスタ

アウトモビリ・ピニンファリーナが目指すラインナップには、いくつかのSUVとGT、そしてスポーツカーが含まれる。だが、最初に取り掛かるのはランボルギーニウルスベントレーベンテイガの競合となるPURA Visionだ。その設計と開発の初期段階は既に始まっている。

ペルシュケによれば、このクルマの市販化は、ベースとなる新プラットフォームの開発コストを、他の自動車メーカーと分担しなくても可能だという。しかし、そうすると価格はかなり高くなるだろうと語った。

アウトモビリ・ピニンファリーナは、デザイン・ハウスのピニンファリーナから独立した自動車会社としてドイツに設立された。インドのマヒンドラ・グループ傘下にある両社は別の組織であるものの、互いに協力関係にあり、バッティスタのスタイリングはピニンファリーナのスタジオで描かれたものだ。

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