トヨタ・ヤリスGRMNで巡る ウェールズ・ラリーGB開催地の旅 新たなホームタウンも

公開 : 2019.10.06 18:50  更新 : 2021.03.05 18:46

非常に魅力的 でも完ぺきではない

最後の目的地、かつては隆盛を誇ったスランディドノで、海岸線へと続くB5113号線を舞台にふたたびヤリスはその輝きを放った。

このクルマはその2万6295ポンド(349万円)という価格にもかかわらず、もう少しで偉大と呼ぶに相応しいモデルになることができる。

よりチャレンジングな道でヤリスGRMNはそのラリーとの繋がりを証明してみせた。
よりチャレンジングな道でヤリスGRMNはそのラリーとの繋がりを証明してみせた。

スロットルレスポンスは見事で、荒れた路面でもそのディフェレンシャルは強烈なグリップを確保し、どんな状況でもサスペンションは平然とショックを吸収する。だが、その一方でブレーキペダルはフィールに乏しく、ギアシフトは節度感に欠け、ステアリングははるかに安価なフォード・フィエスタSTよりも曖昧なものでしかない。

つまり、確かに非常に魅力的なモデルではあるが、完ぺきという訳ではないということだ。

ラリー期間中、スランディドノにはサービス拠点とパドックが置かれる予定だが、かつてのトヨタのエンジン工場に隣接したディーサイドよりも多くの熱気がもたらされるとともに、より整ったインフラが準備されることになるだろう。

新たなホームタウン

訪れたのが学校の休み明けの平日だったことから静かな様子を想像していたが、街は多くのクルマと旅行者で賑わっており、少なくとも雨は止んでいたものの、スタート&ストップの繰り返しですぐにクラッチを操作する左足に疲れを感じた。

有名なグレートオームの岬を背景に桟橋で写真を撮ろうと考えていたが、渋滞で思うような準備が出来なかったために、カメラマンは岬そのものへ移動しての写真撮影を提案している。

トヨタ・ヤリスGRMN
トヨタ・ヤリスGRMN

グレートオーム周辺の道路はラリー最終日には全長4.7kmのステージ20へと姿を変え、ラリー参加者たちは通常課される3.50ポンド(460円)の通行料を支払う必要はない。

その多くが高い崖の囲むように配置された狭いルートは、滑り易い森林コースと比べればチャレンジングな要素は少ないものの、素晴らしい景観を見せてくれるに違いない。だが、観客は高い場所にあるスロープからのここでしか見られない光景を楽しんだほうが良いだろう。

そして、せっかく海辺に来たのだからフィッシュ&チップスも忘れてはいけない。この新しいラリーのホームタウンが成功することを祈ろう。

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