首都高速の出入り口、なぜ「ランプ」と呼ぶ? インターチェンジ/ジャンクションとの違い

公開 : 2019.10.01 11:20

ラジオで聴く渋滞情報などで、「◯◯ランプ」ということばを聞くことがあります。そもそも「ランプ」の語源は何でしょう。またICやJCTとランプの違いを調べてみました。

ラジオなどで聞く「ランプ」そもそも何?

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

一般的な高速道路の場合、一般道から高速道路へ出入りするための取り付け道路部分は「インターチェンジ」と呼ばれるものが多い。

いっぽうで、首都高速道路への出入り口には「ランプ」と呼ばれるものが多い。これは、なぜなのだろう?

首都高速道路への出入り口で使われる「ランプ」の呼称はLではなくRから始まるRamp(ランプ)。
首都高速道路への出入り口で使われる「ランプ」の呼称はLではなくRから始まるRamp(ランプ)。

ランプと聞くと、ことばとしては「照明」とか「光源」と関係があるように感じてしまう人が多いかもしれないが、あれはLamp。

首都高速道路への出入り口で使われる「ランプ」の呼称はRampで綴りも発音も違う。もっとも日本人はRとLの違いは聞いても話しても区別しにくいから、同じに思えてしまうこともあるのだが……。

さて、Rampとは、英語で「斜面」や「傾斜路」などを意味することば。つまり、一般道から首都高速道路の本線をつないで出入りするための道路を意味する。

たしかに首都高速などの場合、一般道から入って料金所ゲートを通過して(ない場合もあるが)、本線へ流入するまでの道は上りなり下りなりの傾斜があるが、分岐なども少なく単純なものが多い。出口の場合は逆になるが、基本的な構造は同じだ。

いっぽう、一般的な高速道路の場合は、一般道から入って料金所ゲートの前後で立体交差などによって複雑な分岐があるものが多い。

これがインターチェンジ(Interchange)であり、NEXCOなどではICと略して紹介している。

インターチェンジ/ジャンクションの違い

インターチェンジ内で本線までをつなぐ道路の一部(流入用の車線など)をランプ(もしくはランプウェイ)と呼ぶこともある。

つまり、ランプはインターチェンジの一部分になっている場合もある。

高速道路と高速道路を結ぶインターチェンジは、ジャンクション(Junction)。
高速道路と高速道路を結ぶインターチェンジは、ジャンクション(Junction)。

高速道路と高速道路を結ぶインターチェンジは、ジャンクション(Junction)と呼ばれる。これもNEXCOなどではJCTと略して紹介している。

したがって、一般道と高速道路をつなぐインターチェンジは、ジャンクションとは呼ばない。

またジャンクションの中にも、ランプが存在することがある。

ちなみに、首都高速道路の出入り口はすべてランプと呼ばれているわけではない。3号線の東京インターチェンジ/4号線の高井戸インターチェンジ/横浜線の浮島インターチェンジなどの例がある。

ただしこれらも、東名高速、中央高速、東京湾アクアラインなどといった高速道路と接続していることから、区別する意味でもランプではなくインターチェンジと呼ばれているようだ。

首都高速道路株式会社としては出入り口に対して「ランプ」という名称は以前から正式には使っていない。単純に「入口(もしくは料金所)」「出口」「出入り口(両方ある場合)」と呼んでいる。

首都高お客様センターによると「ランプと呼んでいるのは、かつて交通情報などで紹介していた通称が、そのまま一般的に残っているためです」という。

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