マツダ・ロードスターに触発された2台 Z3 MロードスターとCLK32 AMG 前編

2019.10.27

AMGとMディビジョンが手を加えた2台

両ブランドはスポーツカー製造の主役へと立場を変えつつある時期。ここぞとばかりに、SLKとZ3をソフトなカブリオレから熱いスポーツカーへと生まれ変わらせた。エンスージャストの支持を集め、一目置かれるモデルとなる。

新車当時は高価だったSLK32 AMGとZ3 Mロードスターだが、現在の中古車価格は落ち着いており、1万5000ポンド(200万円)程度出せば、英国ならそこそこのクルマが手に入る。近年の注目も上がるわけだ。

メルセデス・ベンツSLK32 AMG
メルセデス・ベンツSLK32 AMG

今回の主題、SLK32 AMGとZ3 Mロードスターに触れる前に、忘れてはいけないシルバーの別のロードスターも確認しておきたい。ポルシェを財政破綻の危機から救い出した、初代ボクスターだ。

SLK AMGを購入しようと英国のとある中古車店に入ると、走行距離の少ないボクスター3.2 Sも購入できることに気づく。しかもSLK AMGより価格は安い。20年前の評価も高かったが、現在でもデフォルトで選びたい選択肢ではある。

ボクスターを選ばないという理由もいくつか存在はする。エンジンブローを起こす可能性があるという誇張気味のブログの記事。ボクスターSであっても、それほど速くないという事実。ライバルのトラディショナルなFRの感触の良さ。

新車当時、0-96km/h加速6秒という数字は、現在では平均的なレベルとはいえ、当時もさほど優れているとはいえなかった。AUTOCARが2001年にテストした時は、SLK32 AMGの0-96km/h加速は4.9秒で、BMWは4.8秒と上回っていたのだ。悩ましい。

 
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