試乗 トヨタ新型カローラ/ツーリング セダンとワゴン 価格/サイズ/内装を評価

2019.11.04

サイズの話 全幅1745mm

ショートホイールベースの採用は言うまでもなく、短全長化による駐車場や狭路の取り回しへの配慮。セダンは全長4495mm、全幅1745mm、全高1435mm。

そこで気になるのが全幅だが、5ドアHBより45mm狭い1745mmとなっている。

全幅は1745mm。従来型より50mm拡大している。
全幅は1745mm。従来型より50mm拡大している。

ドア厚の変更によるものだが、側面衝突やウインドウ収納性を維持するため、小径肉厚サイドインパクトビームなどの薄型化を図っている。結果、プリウスよりも一回りコンパクトな車体寸法を実現している。

それでもなお大きく感じるなら、従来型(アクシオ/フィールダー)も継続生産されているが、グレード設定からしてもこれはフリートユーザー向けと考えるべきだろう。

嗜好的な要素や時代性も含めてユーザーの実情を汲み取った車両開発は正にカローラの伝統そのもの! なのだが少々深読みが過ぎるような印象も……。

どんな感じ? 後席の使い勝手

外寸は従来型(EXシリーズ)より一回り大きいが、キャビンは一回りコンパクト。

ラインナップの多様化とユーティリティ系の充実を背景にセダン/ワゴンが居住性や積載性を重視して選ぶモデルではなくなり、居住性の優先順位が下がったこともあるだろうが、衝突安全性の強化により衝撃吸収構造に寸法を取られるのも大きく影響している。

中級グレードのカローラS(セダン/1.8L/FF):213万9500円。
中級グレードのカローラS(セダン/1.8L/FF):213万9500円。

個人的な印象になってしまうが、ショートデッキでまとまったセダンの後ろ姿は可愛らしさがあってカローラ(花冠)の名に相応に思えた。

このデザインならフロントオーバーハングを詰めたほうがバランスがよさそうだが、前突安全の点から長くなってしまったとのこと。この辺りのデザイナーの苦労はフロントバンパー周りに見て取れる。

ただし、寸法的なゆとりはともかくとして、後席乗員の配慮はトヨタの伝統を継承。サイドウインドウからの見晴らしや乗降時の頭抜けなど使い勝手や居心地の要点を押さえた設計。ゆったりとした座り心地のシートもあって、長距離走行にも不足はない。

セダンの矜恃と言っては大袈裟だが、セオリーを守った設計は好感が持てる。

 
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