試乗 トヨタ新型カローラ/ツーリング セダンとワゴン 価格/サイズ/内装を評価

2019.11.04

新サス 劇的な効果

ところがこういったサスやタイヤが苦手なパッチ路でも角張った突き上げが少ない。

5ドアHBのZで新旧サスを乗り比べてみたが、面取りされた突き上げ感とでも言うか、上下動の量は同じでも頭部を揺するような衝撃のピークが新型は大幅減。

カローラツーリング・ハイブリッドWxB(ワゴン/1.8L+HV/FF):279万9500円。
カローラツーリング・ハイブリッドWxB(ワゴン/1.8L+HV/FF):279万9500円。

曰く、ごく速いピストンスピードでの減衰力の低減と伸び側と同等まで高められた縮み側減衰力によるもの。たった、それだけで? と思えるほど差は劇的だった。

この乗り心地向上手法は全モデルに採用されているのだが、元々のサスチューンや装着タイヤの違いからハードサス仕様になるほど効果的。

W×Bのフットワークは原則的には高速ツーリングやハイアベ山岳路走行での操安を重視するドライバー向けだが、同乗者視点でも内外装仕様を気に入って選んだユーザーでも我慢を強いるほど厳しい乗り心地ではない。

ハイブリッドのメリット

パワートレインはプリウスやC-HRと同型のハイブリッド。高速や登坂の加速ではシリーズ式の側面が出てエンジン回転数が上がり気味だが、低速から高速までゆとりある動力性能を発揮。

浅いペダルストロークでの細かなコントロールにも力強く反応し、街中から高速等々で網羅的に扱いやすく、ドライブフィールからも上級設定らしいパワートレインである。

こちらはワゴンの荷室。ツーリング・ハイブリッドWxB(ワゴン/1.8L+HV/4WD)。
こちらはワゴンの荷室。ツーリング・ハイブリッドWxB(ワゴン/1.8L+HV/4WD)。

ハードウェア面の新味はなくなってしまったが、ハイブリッドの定番にしてトップレベルの性能を有する。

もう1つハイブリッド車のメリットを付記すれば、車重や重量バランスが変わっているが操安性は変わらず、多少のレベルだが乗り心地に重質な味わいが加わる。つまり、動力性能面だけでなく、フットワークでも上級設定車らしさを感じられるわけだ。

ユーティリティ面では5ドアHBより荷室奥行きが増加しているが、一昔前のショートワゴン的な荷室容量。

もっとも、リアオーバーハングが短いのは昨今のワゴンでは標準的。内装の質感やシートの座り心地は向上しているが広さで進歩していないのはセダン同様である。

 
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