新型ディフェンダー デザイン幹部が来日 勇気・忍耐、英ラグビーに通じる価値

公開 : 2019.11.06 05:50

都内で新型ディフェンダーを撮影、実車写真をご覧ください。英ランドローバーからデザイン部門の幹部、ジェリー・マクガバンも来日しました。

ジェリー・マクガバン来日

text&photo:AUTOCAR JAPAN編集部

ランドローバーの本格SUVモデル、新型ディフェンダーが日本にやってきた。ラグビーワールドカップの表彰式に姿を現し、東京の代官山にも展示された。

今回のアジア・デビューにあわせて、AUTOCARの読者にはお馴染みのジェリー・マクガバン(チーフ・デザイン・オフィサー)が来日。ここでは実車写真とともに、彼の言葉を紹介したい。

東京都内に展示された新型ランドローバー・ディフェンダー
東京都内に展示された新型ランドローバー・ディフェンダー

ボクシングで身体を引き締めているというマクガバン。声は野太く、見るからに力強い。

新型のデザインについて、イギリスの男らしい言葉で説明してくれた。その語り口はとてもエネルギッシュである。

新型のキーワードは?

「新型のデザインについて考えた時、どんなキーワードが心に浮かんできたかと言うと、圧倒的にコマンディングで、それから目的に応じたものであること、また、道を切り拓くパイオニアスピリッツがなければなりません」

「この辺りは、耐久性、堅牢性もふくめて、イングランドのラグビー選手を彷彿させると思います。つまり、決して表面的ではない、真に頑強であり、武骨なところがあるのです」

チーフ・デザイン・オフィサー、ジェリー・マクガバン
チーフ・デザイン・オフィサー、ジェリー・マクガバン

「ラグビーとわれわれの間には、共通して共有できる価値があります。例えばそれは勇気であるとか、忍耐というコンセプトでしょう」

ホリゾンタルなライン

新型のデザインの特徴としてマクガバンが挙げたのが、「直線を際立たせるライン」だ。

「ホリゾンタルなルーフ、ウェストライン、ショルダーラインを持っており、車体下部にまで直線のラインが入っています。これが、力強い佇まいを強調しているのです」

新型ランドローバー・ディフェンダー
新型ランドローバー・ディフェンダー

「とくにスクエアオフになっているホイールアーチに注目して下さい。後方に向かって力強いスタンスとなっています」

オリジナルの血統

実にモダンな姿となったディフェンダーだが、「流れるようなルーフライン、それにアルパインライト・ウインドウ」という初代から受け継いだヘリテージも忘れてはいない。

ショート・オーバーハングの独特なシルエットは、懐かしさもあり、それでいて新しい。オンロードとオフロードの走りの良さを予感させる仕上がりだ。

新型ランドローバー・ディフェンダー
新型ランドローバー・ディフェンダー

エンジニアリングとデザイナー陣がスクラムを組んで作り上げた1台。日本市場向けの先行予約モデルは150台限定で、すでに受付けを開始している。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ランドローバーの人気画像