アルファ・ロメオ・スパイダーは168bhp

公開 : 2013.07.30 11:39  更新 : 2017.06.01 02:15

2015年後半に発売されるアルファ・ロメオ・スパイダーは、軽量エンジニアリングと、現代的なスタイル、そして168bhpのパワー・ユニットを搭載する。次世代のマツダMX-5のプラットフォームと共有することになり、日本で製作が行われるため、スタイリングに関しては最終的なサインオフの段階に来ているという。

アルファ・ロメオマセラティのデザイン・チーフであるマルコ・テンコーネと、フィアットにある彼のデザイン・チーム、チェントロ・スティーレ、そして日本のサテライト・スタジオでデザインは製作されている。テンコーネの最新の作品はアルファ4Cやマセラティ・クアトロポルテギブリなどだ。

アルファ・ロメオは、2010年にデュエットタンタ・コンセプトを発表しているが、ピニンファリーナ(1960年代中頃にボートテールのデュエットを発表している)は、この新しいスパイダーのデザインはそれに影響を受けていないという。デュエットタンタは、ボートテールと現代的なボディ・サーフェスを組み合わせたモデルだった。

情報筋は、チェントレ・スティーレがプロダクション・モデルにデザインを織り込むために何ヶ月も努力をしたという。33ストラダーレが4Cのデザインに影響を与えたが、テンコーネは新しいスパイダーにはヒストリックなデザイン・テーマは持ち込まれていないという。

「新しいスパイダーは、レトロなデザインではない。」と関係者はコメントしている。

「スパイダーはコンテンポラリーなデザインであり、4Cとも通じる部分もなくてなならなくてはいけない。もちろん、ボートテールを選択することも可能だった。しかし、ボートテール・デザインが4Cに代表されるような今日のアルファ・ロメオのデザインと調和するだおるか。」

スパイダーのフロント・エンドは、アルファの盾のグリルとロワ・エアインテークを特徴とする。しかし、4Cよりもその処理は複雑だ。アルファ・ロメオとマツダは、フロント・ガラス、ウインドスクリーン構造、フロント・バルクヘッド、エンジン・このポーネンツ、フロントおよびリア・アクスルを共有する。共にサイズは長さ4m、幅1.7m程度で、アルファの方がマツダよりも2、3cmほど長い程度だという。

ボディはかなり軽量で1000から1100kgに収まっているという。

しかし、そのスタイリングは全く異質で、外部パネルについては全く共通点がないという。

エンジンは、ターボ付きの1.4TBマルチエアで、ジュリエッタでは119bhpと168bhpバージョンが用意されている。スパイダーにはそのうち強力なバージョンが搭載されることになるだろう。トランスミッションは6速デュアル・クラッチが組み合わせられる。

スパイダーとMX-5の主要コンポーネンツの共通性は40%程度。一般的な共通プラットフォーム・プロジェクトの共通性が60%ぐらいであることを考えると、その数値は低い。シャシー・セッティングもスパイダー専用となる。

「しかし、まだスパイダーのシャシー・セッティングには取り掛かっていない。まだ4Cに集中しているからだ。」と情報筋にコメント。

マツダは2015年の前半に新しいMX-5をデビューさせる予定だが、アルファ・ロメオ・スパイダーの発表は11月頃になりそうだ。

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