【パニックになることも】ETC車載器、カードの方向がわかりづらい! 迷わず差し込む方法アリ

公開 : 2019.12.29 07:20  更新 : 2019.12.29 08:18

「ETCカードが認識できません」。いまやドキッとするキーワードの1つとも言えるでしょう。高速道路のゲートが差し迫っているときなど、なおさら。そんなとき、一発で正しい方向に入れる方法があります。

ETCカードの裏表、挿入方向 パターンは4つ

text:Kumiko Kato(加藤久美子)

年末年始で、帰省先のクルマや旅行先のレンタカー、カーシェアリングなどで普段とは違うクルマに乗る方も多いだろう。

現在はレンタカーもカーシェアのクルマも、ほとんどがETC車載器を標準装備としている。

「ETCカードが認識できません」にドキッとすることも。やり直して、さらにエラーなら、パニックになることも。
「ETCカードが認識できません」にドキッとすることも。やり直して、さらにエラーなら、パニックになることも。

ちなみに、ETCカードは自家用車を持たなくても、車載器がついていなくても、クレジットカードを持っている人なら原則としてカード単独で発行ができる(例外もあり)。

最近では貸し出し用ETCカードを用意(300円~)するレンタカー会社もある。

さてそのETCカードだが、不慣れなクルマの車載器で使う時に、カード挿入に関して迷った経験をお持ちの方はいないだろうか?

クルマによって車載器が装着されている方向が上下逆方向のものがあり、また、車載器はたいてい目立たない場所についている。

薄暗い駐車場の中だと差し込み口に書いてある文字が見えづらいこともある。

方向を間違って挿入すれば、「ETCカードが認識できません」などのエラー音声で警告されるが、それなら、今入れた方向と逆に入れ直せばいいのでは? と思ってやってみてもエラーとなる場合がある。

こうなると軽くパニックだ。

暗くてもOK 絶対に迷わず一発で差し込むには

筆者は、10年以上使っている自家用車の車載器に差し込むときでさえ迷うことがある。

しかも、たいていはETCゲートに近づいてから警告が来るまでカードが入ってないことを忘れているので、慌てて差し込んで間違えて、また差し替えて……いっそう焦って間違えてしまう。

厚い側にカードの表(ICチップがある側)を向けて挿入する。
厚い側にカードの表(ICチップがある側)を向けて挿入する。

しかし、ある法則を知ってからは迷わなくなった。

それは、カード差込口の厚さと、ICチップの位置を認識することから始まる。

「厚い側にカードの表(ICチップがある側)を向けて挿入する」ということだ。

写真のように車載器の差込口は必ずどちらかが厚くなっている。なぜなら厚い側にチップ読み取りの機械が内蔵されているからだ。

大手の車載器メーカー数社に確認してみたところ、「当社の製品に関して例外はありません」とのことだったので、おそらくすべての車載器で例外はないだろう。

差込口の上下が同じ厚さという車載器は存在しないと思っていい。

ゆえに、どんな車載器でも厚い側=チップが読み取れる側に、チップのある方向を向けて挿入すれば、即座に「ETCカードを認証しました」などと言ってもらえるはずだ。

この一言がすぐに出てくれば、ストレスもぐっと少なくなる。

料金所が近くても慌てることなく、また、前方不注意となって危険な状況になることもない。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像