【良い部分の詰め合わせ】ジャガーFペイス D300スポーツ 3.0Lディーゼルに試乗

公開 : 2020.01.06 09:50  更新 : 2020.01.06 10:20

スポーティな走りが自慢のSUV、Fペイスの強力なディーゼルエンジン版に試乗しました。マイナーチェンジで価格は上乗せになっていますが、人気のオプションが標準装備となり、運転の楽しめるSUVとしての訴求力を高めています。英国で評価しました。

Fペイスのベストアルバム仕様

text:Tom Morgan(トム・モーガン
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
いうなれば年末に登場するグレイテスト・ヒッツ。従来の売れ筋グレードに新しい要素を追加して、人気降下を食い止める狙いがあるのだろう。そんなマイナーチェンジを受けたFペイスが、D300とP300スポーツだ。

人気の装備が標準で付いてくる。ラグジュアリーSUVを検討している顧客へ、ジャガー製のスポーティなFペイスがしっかりと目にとまるように、見た目のアップデートも加えられている。

ジャガーFペイス D300スポーツ
ジャガーFペイス D300スポーツ

エンジンはP300の4気筒ガソリンターボか、D300の6気筒ディーゼルターボが選べるが、どちらも最高出力は302ps。今回試乗するのは、英国の道では初試乗となるV6ディーゼルのD300。

ツインターボのおかげで最大トルクは71.2kg-mと強力。トランスミッションは8速ATで、後輪駆動ベースの4輪駆動となる。

英国での価格は約5万5000ポンド(770万円)で、よりパワフルなアウディSQ5と悩むこともできる。標準モデルに8430ポンド(118万円)相当の追加装備が施されており、ジャガーはFペイスの方がお値打ちだと主張している。

追加装備の内容は、タッチプロ・ナビゲーションを含むインフォテイメント・システムに、前面モニターとなるデジタルメーター、ヒーター内臓のパワーシート、英国高級オーディオメーカーのメリディアン社製サウンドシステムとパノラミックサンルーフなど。

インフォテイメント・システムは、初めてアップル・カープレイとアンドロイド・オートにも対応。アルミホイールは20インチから22インチへとインチアップされ、ボディトリムも専用品をまとう。

乗り心地の良さと高い運動性能の両立

タイヤは2019年モデルから採用された低転がり抵抗タイプ。エンジンのラインナップは変更せずに、二酸化炭素の排出量を減らすことが目的だ。

300スポーツというエンブレムの数は余るほど。フロントグリルとリアバンパーだけでなく、サイドシルカバーやフロントシートのヘッドレストにもロゴが入っている。シートやダッシュボードにあしらわれた鮮やかな黄色のステッチは、このグレードのテーマカラーでもある。

ジャガーFペイス D300スポーツ
ジャガーFペイス D300スポーツ

インテリア全体のデザインは、フェイスリフトを受ける前と大差ない。JLR製ナビは少々使いにくいし、正確性でも今ひとつだから、スマートフォンとの連携はありがたい。筆者は以前、目的地を入力したら、高速道路の広い中央分離帯へ誘導されそうになったことが一度あった。

インテリアはプレミアムSUVの上級側にある。だがメルセデス・ベンツBMWのものと比べると、素材の質感ではやや劣っているように感じる。

何よりジャガーFペイスが優れているのは、乗り心地の良さと機敏な運動性能の高次元での両立。それはフェイスリフト後でも変わりない。

この300スポーツは22インチのホイールが標準装備で、荒れた路面を滑らかに処理するのは少々手を焼くかもしれない。日常的な快適性を求めるのなら、ルックスは少し我慢して、小さい20インチホイールのオプションを選んだ方が良いだろう。

運転を楽しめるような道に一度出れば、そんな事も忘れさせてくれる。FペースはSUVらしい落ち着いた高速クルージングと、サルーンのような機敏なコーナリング性能を融合させている。

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