【趣味と実益を叶える】VWパサート2.0 TSI Rラインに試乗 英国では150台限定

公開 : 2020.01.09 09:50

BMW 330i Mスポーツ並みの価格ながら、BMWに近いレベルでの喜びが味わえるのが、パサート2.0 Rラインだとする英国編集部。家族のためのクルマが必要でも、自分の楽しさも諦めたくない、そんなドライバーへの1台といえそうです。

通算で3000万台が製造されたパサート

text:Matt Saunders(マット・ソーンダース)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
フォルクスワーゲン・パサートのトップグレードとして、スポーティで控え目なボディキットを装い、充実した装備が与えられたモデルが登場した。

パサート2.0 Rライン・エディションと呼ばれるもので、エステートのみ。特別感を高めるためかボディカラーは「ムーンストーン・グレー」だけの設定となり、ホイールはブラックの19インチ。グロスブラックのボディトリムが見た目を引き締める。

フォルクスワーゲン・パサート2.0 TSI Rライン・エディション・エステート
フォルクスワーゲン・パサート2.0 TSI Rライン・エディション・エステート

2019年のジュネーブ・モーターショーで、マイナーチェンジを受けた8代目パサートが発表された。このクルマは世界中のパサート・ファンへ贈られる、プレゼントといえるかもしれない。パサートは通算で3000万台の製造を達成することになったのだから。

エンジンは240psの2.0Lディーゼルターボか、271psの2.0Lガソリンターボが選べる。どちらも4輪駆動の4モーションが組み合わされる。

価格には贈り物感は薄い。今回試乗したガソリンターボ、TSIの場合は4万4000ポンド(616万円)に迫り、ほぼ同じエンジンを搭載したアウディA6すら手中に収めることができてしまう。

フォルクスワーゲンによれば、英国に導入されるパサート2.0 Rライン・エディションは限定150台。4輪駆動の高性能ワゴンを好むドライバー、特にパサートへ思い入れのあるドライバーにとっては見逃せないモデルとなりそうだ。

控え目でも明らかなスタイリングの変化

パサート2.0 Rライン・エディションの慎ましくも明確なスタイリングの変化は、価格を納得させる最大の要素。均整の取れたデザインは、フォルクスワーゲンのRモータースポーツと高性能エンジニアリング部門が手掛けている。

ルーフレールやドラミラーカバー、サイドウインドウのフレーム、グリルフレーム、ディフューザーはグロスブラックに統一。控え目なルーフスポイラーも中央部はグロスブラック仕上げだ。グレーのボディとのコントラストは強いが、グロスブラックのホイールと相まって、コーディネートはとても良い。

フォルクスワーゲン・パサート2.0 TSI Rライン・エディション・エステート
フォルクスワーゲン・パサート2.0 TSI Rライン・エディション・エステート

通常のパサートRラインと同様に、インテリアは目を引くような特別な部分はない。しかし快適で上質で、落ち着いて運転できる環境にも変わりはない。

ハーフレザーのRラインラインスポーツシートは、サポート性も良くクッションもしっかりしている。着座位置はやや高めといえる。

装備も価格相応に充実されている。ほぼボタンの廃された9.2インチモニターによるインフォテイメント・システムは、ディスカバー・ナビゲーション・プロを搭載。メーターパネルも全面モニターとなる。

LEDマトリックス・ヘッドライトが夜道を照らし、ダンパーはアダプティブタイプ。パーキングカメラも搭載するだけでなく、半自律運転システム、トラベルアシストも標準で装備する。

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