【英国初の高速道路を闊歩】ヒーレー3000とジャガーMk2、フォード・ゼファー 前編

公開 : 2020.02.01 07:20  更新 : 2020.12.08 10:56

事実上のライバルは存在しなかったMk2

改良によって増えた車重に対応するため、Mk2に採用されたのは3781ccの直列6気筒エンジン。XKに搭載され名を馳せたユニットだ。1959年10月2日にデビューすると、当時の自動車雑誌は、事実上のライバルは存在しないと評価した。

確かに、ローバー社には同等のモデルは存在せず、BMCもライレーやMGのエンブレムを付けた競合モデルを出さなかった。サンビームMkIIIの後継モデルが、ルーツグループから発表されることもなかった。

ジャガーMk2 3.8(1959年〜1967年)
ジャガーMk2 3.8(1959年〜1967年)

今のオーナー、エイトケンは16才からジャガーMk2を欲しいと願っていた。そして遂に、1989年にこの3.8を手に入れる。

ジャガーを専門とするマルコム・ウイリアムズがシャシーの修復を行い、ジョン・ワイルディングがエンジンのリビルトを担当した。一度、1994年にガレージ保管となるが、2015年にリフレッシュを受けるためソープにあるダブデール・ガレージへ運ばれた。

2年後、作業の終わったジャガーMk2はショールームを飾れるほどの美しさを取り戻した。「わたしが夢見ていたジャガーそのものでした」 と微笑むエイトケン。

このクルマにはオプションのパワーステアリングが付いていない。都市部での取り回しは難しいが、メリットもあった。「M1を流れに合わせて走らせるには、しっかりした手応えがあって良いのです。パワステがない方が、手に伝わる感触がより引き締まっていて、ライン取りも確かです」 とは、積極的に走るオーナーらしい意見だ。

関連テーマ

人気テーマ

 
最新試乗記