ロードテスト 日産ジューク ★★★★★★★☆☆☆

公開 : 2020.02.08 11:50

日本ではラインアップ落ちした日産ジュークですが、欧州では新型へ移行。外観のイメージは踏襲しつつ、初代の弱点だった空間効率や乗り心地は改善。しかし、発展著しいクラスで頂点を狙えるほどではありませんでした。

はじめに

日産の初代ジュークが大ヒットしたことで、Bセグメント級SUVのマーケットが確立したと言ってもいい。今やコンパクトクロスオーバーハッチバックは、欧州でもっとも販売規模の大きいカテゴリーとなった。

それゆえ、2代目ジュークが欧州で発売されたのは必然だ。シャシーもエンジンも刷新され、ルノー・日産・三菱アライアンスのプラットフォームが採用された。

そして、先代モデルの登場時より競争が激化していることを考えれば、次のフルモデルチェンジまでは、今回のように9年もかかることはないように思える。

先代モデルとの差異は多い。初代のシャシーは日産のみが使用する専用アレンジで、エンジンはガソリンとディーゼル、駆動方式はFFと4WDが用意された。

新型はガソリンユニットが1機種のみで、ディーゼル車は設定されていない。プラットフォームはルノーのクリオやキャプチャーと共有。生産はキャシュカイとともに、英サンダーランド近くのウィアサイドで行われる。

フォルクスワーゲンスコダマツダフォードといったこのクラスの後発勢は、強力なライバルの世代交代に興味津々だろう。もちろん、われわれもそうだ。

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