【たった2年で廃止】なぜ? メルセデス・ベンツのピックアップ「Xクラス」失敗の舞台裏

2020.02.12

廃止の理由 ダイムラー持ち株会社化?

それしても、イヤーモデル2年で廃止とは、思い切った決断だ。

欧州での報道によると、2019年のXクラス世界販売総数は「たったの1万5300台」という表現だ。

メルセデス・ベンツXクラス
メルセデス・ベンツXクラス

ビックマイナーチェンジによる立て直しで、ブランドイメージを守るのがメルセデスの定石に思えるが……。

非を認め、新設クラスをズバッと切り捨てることが、ブランド力を維持することにつながると、2019年11月に新体制となったダイムラー持ち株会社の経営陣たちが判断したといえる。

C新体制では、これまでの乗用車部門とバン部門を統合してダイムラーAG、トラック部門とバス部門を統合してダイムラートラックAG、そしてモビリティサービス部門とファイナンス部門が統合してダイムラーモビリティAGとなった。

ダイムラーとして史上最大級となる、こうした組織再編の中で、ブランド戦略として、またはアライアンス事業として、なんとなく宙ぶらりんの状態となっていたXクラスの廃止が決まったと考えるのが妥当だ。

逆に言えば、Xクラス失敗を受けて、当分の間、メルセデスのピックアップトラックは登場しないはず。

ならば、値頃なうちにXクラスを買っておくと、数十年後にはネオクラシックカーとして値打ちが上がるかもしれない。

日本では新車として未上陸のまま、Xクラスが姿を消す。

 

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