【究極のメガーヌ対決】R26R vs 275トロフィーR vs トロフィーRニュルブルクリンク・レコード・エディション 前編

2020.03.28

小さなバン?

このクルマは乾燥重量でスタンダードな275から80kgもの軽量化を達成していたが、その手法は初代ほど過激なものではなかった(ふたたび市場からノーを突き付けられることを恐れたに違いない)。

確かにリアシートは取り外されていたものの、ウインドウはガラスのままであり、ロールケージの替わりに採用されていたのはストラットブレースだった。

リアシートは不要な重量増の原因になるだけの存在だ。
リアシートは不要な重量増の原因になるだけの存在だ。

その結果、このクルマを手に入れようというドライバーは、自らに小さなバンを購入するのだと言い訳することも可能だった。

英国での価格は3万6430ポンドへと引き上げられていたものの、導入された車両数はわずか30台に留まっている。

ロラン・ウルゴンがステアリングを握って記録したニュルのラップタイムは、7分54秒3へと短縮されており、セアト・レオン・クプラ280を4秒上回っていた。

当時、このクルマのことを深く愛したことはいまでもよく覚えている。

そして、その印象がいまもまったく変わっていないからこそ、R26Rと真っ向勝負させることで、この2台がまったくレベルの違う存在ではないということを明らかにしたいと思ったのだ。

R26Rの方がステアリングフィールはより曖昧だと思っていた。

だが、確かに275トロフィーRが適切な重みを感じさせ、よりクイックでレスポンスにも優れてはいたものの、ステアリングの正確性という意味ではこの2台にほとんど違いはなかった。

 
最新試乗記

人気記事