【5.2L V12か2.0L 直4か】ジャガーXJ-Sとロータス・エリート 1970年代のGT 後編

公開 : 2020.06.06 16:50  更新 : 2020.12.08 11:04

初めの1年で4万8000kmを走った

大人になったワトソンは、S2のヨーロッパを購入。続いてエランと、エラン・フィックスド・ヘッド・クーペを手に入れた。「いつもオリジナルのロータス製部品を選んでいました」

子育てが始まると、ワトソンは1984年にアイスブルーのロータス・エリート・リビエラを購入。最初の1年で、4万8000kmを走ったという。整備は9600km毎に受けていた。「整備費用は1万1000ポンド。マセラティ・ボーラが買える金額です」

ジャガーXJ-S/ロータス・エリート
ジャガーXJ-S/ロータス・エリート

「今まで20万ポンド(2700万円)くらいは投じています。いまでも2万ポンド(270万円)ほどの価値がある、ベストの状態です」

このエリートは、専門家のポール・マティの手によってレストアを最近受けた。トップギアに入れれば穏やかな高速巡航も楽しめる。

中間ギアで回転数を高めれば、快音を響かせてアグレッシブにもなる。112km/hを超えるまで、ジャガーXJ-Sと引けを取らない加速を披露した。

エリートはXJ-Sとは対象的な、活発で深みのある4気筒らしいサウンドを響かせる。直線ではXJ-Sの方が速いかもしれないが、入り組んだ地形の道では、エリートの方が先を行くはず。

一体感と落ち着きがあり、安定性も高い。ボディロールやアンダーステアは最小限。操縦したとおりのナチュラルな振る舞いは、リラックスもできる。運転姿勢に優れ、乗り心地も快適。贅肉が削がれ、レスポンスは常に予想通り。

 
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