【最大の違いが】なぜレクサスGSは、メルセデス・ベンツEクラスに負けて撤退するのか?

2020.06.01

日本の市場が大切なら、今こそ

現行レクサスLSは、前述の通り日本の使用環境に適さないほどボディを肥大化させ、1か月の売れ行きを300台弱まで低迷させた。

そうなるとレクサスが日本のユーザーを大切に考えるなら、今こそGSの存在感を発揮させるべきだ。

レクサスGS F
レクサスGS F    レクサス

LSと同じプラットフォームを使って、ひとまわりコンパクトな高級スポーツセダンに仕上げる。快適性を重視するユーザーには前輪駆動で広い室内を備えるラグジュアリーなES、走りの優れたパーソナル性を求めるなら4ドアクーペ風のGSと明確なキャラクター分けをおこなう。

このような可能性を秘めたGSを廃止すれば、レクサスのセダンは今後ますます弱体化してしまう。

レクサス販売店への取材によると「ISは2019年の後半から2020年に掛けて改良をおこないます。しかしながら、フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジになります」という。

現行ISの登場は2013年だから、改良しても設計の古さは否めない。

このような日本のレクサスにとって、GSの廃止による結果的な損失は大きく、ブランドの確立も一層難しくなりそうだ。

GSの廃止は、レクサスが日本のユーザーを大切に考えていない結果でもある。

 

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