【回復はいつ?】登録車の5月販売 大震災/オイルショックに次ぐ、マイナス幅 ダイハツは増

公開 : 2020.06.08 07:50  更新 : 2020.06.08 17:35

登録車の販売台数レポートです。緊急事態宣言が大きく影響した5月。東日本大震災、第1次オイルショックに次ぐ、マイナス幅を記録しました。そのなかで好結果を残したのが、ダイハツ・ロッキーとトヨタ・ヤリス。

もくじ

前年比増 ダイハツ1社だけ
5月の動向・今後の展望
ベスト5にアルファード

前年比増 ダイハツ1社だけ

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2020年5月の登録車の新車販売台数は、前年同月比40.2%減の14万7978台と8か月連続での前年割れとなった(速報値、日本自動車販売協会連合会まとめ)。

しかも東日本大震災直後の2011年4月(51.0%減)や第1次オイルショック後の1974年5月(45.1%減)に続く、過去3番目の下げ幅となる。

ダイハツの好調を支える登録車「ロッキー」。6月には、これまで2トーンのみの設定だった最上位グレード「プレミアム(画像)」でも、モノトーンが選択できるようになった。
ダイハツの好調を支える登録車「ロッキー」。6月には、これまで2トーンのみの設定だった最上位グレード「プレミアム(画像)」でも、モノトーンが選択できるようになった。

なお、軽自動車と合わせた台数でも同44.9%減の21万8285台と8か月連続でのマイナス。また5月単月の販売台数としては統計を取り始めて以来、東日本大震災後の2011年(23万7363台)を下回る過去最低の低い数字を記録した。

5月期の登録車のブランド別新車販売台数では、新型ロッキーの堅調な販売で何とか凌いだダイハツが、前年同月比18.7%増の2537台とプラスを達成したものの、それ以外のブランドはすべてマイナス。

そのうち、SUVモデルの特別仕様車を相次いでリリースしたレクサスが、同8.2%減の3752台と1桁減で抑える。

一方、トヨタは新型ヤリスが好調なセールスを記録したものの同33.9%減(7万7877台)、ホンダは新型フィットの健闘むなしく同42.5%減(1万6626台)と苦戦。

また、目立った新車の発売がなかった日産は同52.0%減(1万2181台)、マツダは同46.1%減(5947台)、スズキは同62.8%減(3671台)、スバルは同76.1%減(1704台)、三菱自は同75.1%減(903台)と、大幅な落ち込みとなった。

苦しい結果となった5月の動向と今後の展望を、業界関係者に確認してみよう。

5月の動向・今後の展望

5月期の登録車の販売動向に関して業界団体の関係者は、「新型コロナウイルスの影響が大きく出た。緊急事態宣言の延長に伴う外出自粛で販売店への新規顧客は大幅に減り、常連客も減少。さらに生産ラインの停止や販売店自体の時短営業などが、東日本大震災や石油危機に続く大幅減という成績となって表れた」と分析。

また、「大がかりな販売キャンペーンが展開できなかったこと、全面改良から一定期間経過したモデルが多かったことも、販売不振の一因」と説明する。

5月より全車種併売を開始したトヨタ店。ヤリス、ライズが販売ランキング1位、2位と好調だ。
5月より全車種併売を開始したトヨタ店。ヤリス、ライズが販売ランキング1位、2位と好調だ。

今後については、「新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言の解除後は、徐々にだが客足が戻りつつある。メーカー側も生産の再開を進めており、また新型車や特別仕様車などの発売も鋭意行っているため、好転する可能性は十分にある」と期待を示している。

「一方、景気の先行き不安に対する消費マインドの減退、そして新型コロナウイルスの第2波の発生などは懸念材料。販売台数の本格的な回復は、今秋以降になるかもしれない」と指摘した。

5月に販売された登録車について、車名別のランキングを確認しておこう。

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