【失敗したくない】新型ダイハツ・タフト どのメーカーオプションを選べばいい? 費用対効果に要注意

公開 : 2020.06.17 05:50  更新 : 2021.10.13 13:53

新型ダイハツ・タフトが6月10日から発売開始。新型車を検討するうえで必須なのはグレード選択。そしてもう1つ大切なのは、メーカーオプションです。どのような用意があるかをお伝えし、費用対効果を検討します。

タフト 大切なメーカーオプション

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

6月10日にダイハツから発売された、軽クロスオーバーの新型タフト。

新型とはいいながら、1970年代に存在した初代タフトとは直接的な関係はなく、「Tough & Almighty Fun Tool」の頭文字を取ったものとされている(ちなみに初代タフトは「Tough & Almighty Four-wheel Touring vehicle」)。

ダイハツ・タフト
ダイハツ・タフト    ダイハツ

新型車を検討するうえで必須なのはグレード選択となるが、もう1つ大切な選択しなければならないものがある。それがメーカーオプションだ。

後からでも追加購入/装着ができるディーラーオプションとは異なり、車両の生産ライン上で架装することになるメーカーオプションは、購入後(注文後)の変更が利かない重要なものなのだ。

そんな新型タフトのメーカーオプションのなかでも、強く装着をオススメしたいのが、「スマートクルーズパック」(4万4000円)だ。

といっても、最上級グレードのGターボには標準装備となっており、廉価グレードのXにはオプション設定されないので、Gグレードを選択するユーザーのみの話となってしまうが。

このスマートクルーズパックは、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールがセットとなるもので、長距離運転時の疲労軽減に大きく寄与してくれる。

特に新型タフトは電動パーキングブレーキが標準装備となり、クルーズコントロール時の停止保持機能も付いたため、より快適度が増しているのだ。

外観のスタイルパック、悩みどころ

一方、チョイスが難しいのがエクステリアのスタイルパックだ。

ブラック、クロム、ホワイトと3つのスタイルが用意され、GターボとGに用意されるブラックパックはドアミラーとドアハンドルが黒、アルミホイールがガンメタ塗装(Gのみ)になって1万1000円。

ダイハツ・タフト・ブラックパック
ダイハツ・タフト・ブラックパック    ダイハツ

同じくGターボとGに用意されるホワイトパックはドアミラーとドアハンドルがホワイトパール、ホイールがホワイト塗装のスチールとなって5500円。

クロムパックはGターボに用意され、ドアハンドルがメッキ、アルミホイールがシルバー塗装になって1万6500円となっている。

金額もそこまで高価でもないし、より個性を出したいというのであれば、装着してもいいところだが、気になるのはホワイトパックだ。実はGターボとGはもともとアルミホイールを装着しているグレードであり、スチールホイールになるのは明らかなグレードダウンとなる。

もちろん、あえてドレスダウンを狙うというカスタム手法も存在するが、単体の価格で見ると純正アルミが12万9690円、純正スチールが4万8290円(どちらもディーラーオプションカタログに記載の4本セットの価格)と8万円以上の差額がある。

5500円を支払う価値があるのかというとやや疑問が残ってしまうのだ。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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