【なぜそこまで尖る?】フォード・ブロンコ、ジープ的な戦略? ディフェンダーとは違う方向性? 日本正規販売は
公開 : 2020.07.19 05:50
日本にブロンコブランド上陸、あり?
フォードのブランドというと、フォードと、ラグジュアリーブランドとしてのリンカーンがある。
2000年代までは、ラグジュアリー系ブランドのマーキュリーがあったが、時流に合わずに廃止された。
また、フォードのブランド戦略というと、99年から08年まで続いたPAG(プレミアム・オートモーティブ・グループ)がある。
アストン マーティン、ジャガー、ランドローバー、ボルボという、いま思えばなんとも贅沢なラインアップを総取りしていた。さらに、マツダの大株主でもあった。
結局、そうしたブランドを切り売りしながら、フォードは経営を立て直しつつ、新たなるブランド創設を虎視眈々と狙っていた。
そして目をつけたのが、オフローダーSUVという分野だ。
日本市場でも明白なように、ジープブランドが世界的に安定して成長していることが、ブロンドブランド化の最大の要因である。
ブロンコはフォードにとって、世界戦略車の主力になり得る。
つまり、日本市場においても、フォード再上陸ではなく、ブロンコブランドとしてまったく新しい事業体として日本販売が始まっても不思議ではないと思う。
並行輸入ではなく、フォードのアジア戦略の一環として。
さて、ジープ、ディフェンダー、そしてブロンコと揃うとなると、品定めに苦労するユーザーが増えそうだ。