【詳細データテスト】モーガン・プラス・フォー 新設計ながら雰囲気満点 一線級の加速性能 足回りはチューニングの余地あり

公開 : 2020.08.22 11:50

購入と維持 ★★★★★☆☆☆☆☆

6万2995ポンド(約882万円)からという価格設定を考えると、プラス・フォーの購入はリスキーともいえる。同じような価格帯には、クラストップレベルのスポーツカーも属するからだ。

たとえば6気筒を積むボクスターGTSは6万6340ポンド(約929万円)、あのファンタスティックなアルピーヌA110なら、もっと安い4万8140ポンド(約674万円)から手に入る。

モーガンはスペックに対して割高だが、手に入る価値はプライスレス。一般的なクルマと異なり、リセールを前提に購入することもあまりないだろう。
モーガンはスペックに対して割高だが、手に入る価値はプライスレス。一般的なクルマと異なり、リセールを前提に購入することもあまりないだろう。    OLGUN KORDAL

とはいえ、プラス・フォーのオーナーは、一生モーガン信者というひとがほとんどだろう。彼らは、そのクルマがもたらすイメージや自動車生活も込みで購入するのだ。それはわかっているのだが、自動車誌としては、比較対象を提示するのも仕事のうちだとご承知おきいただきたい。

新開発シャシーを得た軽量なモーガンは、テスト時に15.8km/Lという立派な平均燃費をマークした。巡航時には、これが19.1km/Lまで伸びる。燃料タンク容量は46Lなので、計算上の航続距離は720km強ということになる。

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