第2世代の日産キャシュカイ発表

公開 : 2013.11.08 23:00  更新 : 2017.06.01 02:15

第2世代となる日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)が11月7日、正式に発表された。

クランフィールドとバルセロナで設計が行われ、イギリスはサンダーランド工場で生産される新しいキャシュカイはよりスマートなエクステリアと、燃料効率のよいエンジン、そして非常にクオリティなインテリアをまとって、来年2月には英国のショールームに並ぶ予定だ。

クオリティと装備のアップにもかかわらず、その価格は現行モデルのベース車両の£16,895(267万円)よりも僅かに高いだけである。最も豪華なモデルでも£27,000(426万円)だ。

現行の第1世代のキャシュカイは、欧州日産史上最も成功したモデルであり、2007年の発売以来2,000,000台のセールスを記録し、そのうちヨーロッパで1,500,000台が販売された。

「初代は本当に衝撃的なクルマだった。」と日産ヨーロッパのプロダクト・プランニング・チーフ、スチュワート・カレガリは語っている。「初代の与えた衝撃がこの第2世代にも必要とされた。そして、そうしたつもりだ。現時点でわれわれはマーケット・リーダーになっているのだから。また、ヨーロッパの顧客のより広い要求に応えるために、非常に成熟した、そして細かな改良を加えた。」ともコメントしている。

カレガリによれば、この新しいキャシュカイは、「テクノロジーとデザインのレベルを強化」しつつ「現行モデルのダイナミックなパフォーマンス、パッケージ、価格を改善すること」にあったという。

新しいキャシュカイは、そのサイズはほぼ全モデルと同一。僅かに全長と全幅が大きくなり、全高が低くなった程度だ。

そのスポーティなシルエットを持つにもかかわらず、インテリア・スペースは改善されているという。

「過激にクルマを変化させることなく、分別のあるデザインとした。」とエクステリア・デザイナーであるダレン・スクライブンは語っている。「すでにわれわれはこのクルマに多くの顧客を持っており、責任がある。もし過激なデザイン変更をすれば、それらの顧客が離れていってしまうことになる。」

より彫りの深いボディ・サイドと、独創的なフロントとリア・エンドが新しいキャシュカイの特徴だ。リアは日産の特徴であるブーメラン・テールライトが用いられ、フロントにはこれまた最近の日産のアイデンティティであるV字型のグリルが付けられる。

インテリアはよりハイクオリティな素材が使われている。

「われわれはよりプレミアムな素材をもって改善しなければならなかった。」とインテリア・デザイン・リーダーのポール・レイは語っている。「ライバル達がわれわれに追いついてきたため、今度はそれらライバルをリードする存在にならなければならなかった。」

この新しいキャシュカイは、コモン・アライアンス・プラットフォームをベースとした最初のクルマでもある。これは2020年までに11台のルノーと3台の日産に使われるものだ。

トップ・スペックのモデルは、本革とアルカンタラを使用し、高級感を醸しだすとともに、その感触もよりソフトなものとなっている。キャビン・スペースとブート・スペースも向上している。

スタンダード・エクイップメントとして、エアコン、16インチ・ホイール、ブルートゥース連結、アイドリング・ストップ機能を持つ。

エンジンは、ベースとなるのが113bhpの1.2ℓターボ・ガソリンで、燃費は17.8km/ℓ、CO2排出量は129g/km。108bhpの1.5ℓdCiターボ・ディーゼルは26.2km/ℓの燃費と99g/kmのCO2排出量を持つ。更に、128bhpの1.6ℓdCiターボ・ディーゼルは、22.7km/ℓの燃費と115g/kmのCO2排出量だ。

1,6dCiには4WDモデルが用意されるが、標準はFWDだ。サスペンションはフロントがマクファーソン・ストラット、リアがFWDモデルはツウィスト・ビーム、4WDモデルがマルチ・リンクとなる。

トランスミッションは6速マニュアルが標準で、1.6dCiにはCVTも用意される。日産はこのCVTをXトロニックと名づけている。日産のエンジニア、マーク・ファウラーによれば、この新しいCVTはCVTの滑らかさとDCTのコネクションを合わせような特徴を持つという。通常のトランスミッションのような “ステップ・シフト” フィーリングを持つのだという。

フロントがよりダイナミックになり、快適性はそのままに、機敏さが向上していると日産はコメントとしている。

「われわれはベスト・ハンドリング・カーを造るつもりはないが、よろ多くの人に快適だと思われる自信がある。」とカレガリは述べた。

新しいシャシー・コントロール・システムは、GT-Rに由来するリミテッド・スリップ・デフを持つ。また、アクティブ・ライド・コントロールの採用によって快適性も増しているという。

その装備もアップしている。ナビゲーション・システムなどを統合した日産コネクト2インフォテーメント・システム、交通標識認識、衝突回避ブレーキ、パーキング・アシスタントなどが装備される。

7シーターのキャシュカイ+2は、Xトレイルの事実上の後継モデルとなるが、このモデルについては18ヶ月以内に発表できるとカルロス・ゴーンは語っている。

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