【じっくり見たい】EVで蘇る、クラシック・フィアット500 レストア済み車両 日本で販売開始

公開 : 2020.09.23 05:50  更新 : 2021.10.11 09:35

価格 フルレストア代を考えると…

注目の価格はワンバッテリー仕様が506万円、ツーバッテリー仕様が550万円と高い。

一般的なオーナーから見ればローパワーで航続距離も短く、快適装備は一切ないだけに論外の存在となろう。

チンクエチェント博物館が販売するフィアット500 ev
チンクエチェント博物館が販売するフィアット500 ev

しかしマニア的な視点で見れば、新車と同等にフルレストアされたガソリンのフィアット500クラシケは今や300万円を超えるだけに、EVにコンバートしてあること考えれば致し方ない額といえる。

もともとフィアット500クラシケは、趣味のクルマ。ふつうのクルマの感覚では判断できない存在だ。

しかし環境意識の高まりから旧車EVでクルマ趣味を楽しむことは、これからの新たな流れになるのかもしれない。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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