【10年目を迎えて】クルマを操る楽しさを啓蒙するイベント 無観客で開催 第10回ファミリーサーキットデイ

公開 : 2020.09.30 17:50

袖ケ浦フォレスト・レースウェイで、第10回ファミリーサーキットデイが開催されました。3月頭でしたので、無観客イベントに。新型コロナ対策で事前登録者のみの参加となり、感染予防に協力しながら、サーキット走行を楽しみました。

10周年を迎えたサーキット・イベント

text&photo:AUTOCAR編集部

去る3月8日の日曜日、千葉県の袖ケ浦フォレスト・レースウェイで、有志実行委員会主催『第10回ファミリーサーキットデイ』が開催された。

このイベントは東京都自動車整備振興会・調布多摩川支部に所属するカーディーラーや整備工場、スペシャルショップの有志により運営されるサーキット・イベントで、今回10周年を迎えた。

2020年3月8日に千葉県の袖ケ浦フォレスト・レースウェイで第10回ファミリーサーキットデイが開催された。
2020年3月8日に千葉県の袖ケ浦フォレスト・レースウェイで第10回ファミリーサーキットデイが開催された。

本イベントはその名の通り、『ファミリー』で楽しめるサーキット・イベントとして企画されており、一般的なスポーツ走行の他に、追い越し区間を限定したスポーティ走行や、ペースカーが入り定員乗車が可能なパレード・ランなど、多彩な参加カテゴリーが設定されている。

コロナ対策 観覧者なしでの開催

屋内でのイベントが新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていたが、オープンエアの屋外イベントということもあり、入場を事前登録されたエントラントに限るということで、開催が決定された。

当日は、全エントラントに首かけタイプの空間除菌アイテムが配布されるなどのウイルス対策も行われた。

例年は多くの観客も訪れる当イベントだが、今回は新型コロナウイルスへの対処として、入場できるのは事前に登録したエントラントのみという規制がかけられた。
例年は多くの観客も訪れる当イベントだが、今回は新型コロナウイルスへの対処として、入場できるのは事前に登録したエントラントのみという規制がかけられた。

イベント当日は残念ながら朝から雨模様で、スケジュールが進むにつれ雨あしも強くなってきたが、スポーツカーからファミリーセダンにSUVまで、様々な車種が参加する走行カテゴリーで約160台の車両がサーキット走行を楽しんだ。

クラシックカー・レース『TBCC』も併催

毎年のファミリーサーキットデイ内ではクラシックカーによるレース・イベント『TBCC』が併催されており、戦前の名車からミニ、アルファ・ロメオ、MGなどの名車たちによるレースがイベントに華を添えた。

特殊な状況の中の開催であり、大手を振ってイベントの10周年を祝うというには若干の不完全燃焼感もある1日だった。

クラシックカーによるレース・イベント、『東京ベイサイド・クラシック・カップ』も併催された。
クラシックカーによるレース・イベント、『東京ベイサイド・クラシック・カップ』も併催された。

しかし、クルマに興味を持つあらゆるヒトがサーキットを走れる貴重な機会として、ファミリーサーキットデイはこれからもその歴史を重ねていって欲しいイベントである。

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