【3列目は使える?】M・ベンツGLB シートアレンジ/荷室、徹底チェック 7人乗りSUVの実用性は?
公開 : 2020.10.23 12:05 更新 : 2020.10.23 12:42
2列目も倒せば1680Lの空間が
SUVとして使用するとスキーやボード、自転車などのスポーツギアを積む機会が予想されるが、GLBは大物でも楽々と飲み込む。
セカンドシートは40:20:40の3分割式で、乗る人数と積む荷物に合わせて自在にレイアウトを変えることができる。

2列目シートをすべて折り畳めば、フラットな床の荷室が出現。昔のS124のように座面が起き上がるダブルフォールディング・タイプではなくバックレストだけが倒れる方式となる。
しかし、床面は最前部こそ高くなるが、後端までフラットになるので使いやすい。
荷室の前後長は前席シートバック上端からリアゲート内側までの有効長で1687mmを確保。厚みのないボードであればもう少し長いものでも積み込むことが可能だ。
また近年人気がある北欧製の組み立て式家具を買うときも、GLBならば持ち帰りに悩むことはない。
使い勝手の良さがGLBの推し
こうして見てみると、GLBのパッケージングは見事なまでに突き詰められていた。
とくに乗員や荷物の数にかかわらず、どのような使い方にもフレキシブルに対応する考え抜かれた構成が見事といえる。

スタイリングやキャラクターが類似するモデルが多いSUVの中にあって、GLBは高いオリジナリティと存在感を放っていた。
手頃なボディサイズとあいまって、あらゆるシーンで“使える1台”となろう。