【今度の595限定車は?】アバルト595スコルピオーネオーロ 黒+金のシックなオシャレ系 日本は200台

公開 : 2020.11.09 05:50  更新 : 2021.10.11 09:37

アバルト595の新たな限定車「スコルピオーネオーロ」が、日本初お披露目されました。ブラックにゴールドを配したおしゃれな出で立ちが特徴です。全世界2000台限定で、日本には200台導入。MTも用意!

黄金のサソリ “毒”は健在

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

アバルト最新の限定車となるスコルピオーネオーロが、11月7日に開かれたアバルトデイズで日本初お披露目された。

スコルピオーネオーロという名は、サソリを意味する「スコルピオーネ」と、イタリア語で金色を意味する「オーロ」を組み合わせたもので、「金色のサソリ」となる。

アバルト595スコルピオーネオーロ
アバルト595スコルピオーネオーロ    上野和秀

スコルピオーネオーロの特徴といえるのが漆黒のボディにゴールドのアクセントを配したカラー・コンビネーションだ。この色づかいは1979年に登場した「アウトビアンキA112アバルト・タルガ・オーロ」から受け継いだもの。

シックでありながら派手さを併せ持つイメージを、現代的に解釈してスコルピオーネオーロに再現された。ベースとなったのは595ツーリズモで、165psを発揮するエンジンやサスペンションはそのまま引き継がれている。

アクセントとなる金色の配色は、ボディを一周するストライプを始め、ボンネット上のサソリ、ボディサイドのABARTHレタリング、リアのバッジ、そして17インチ14スポークの専用ホイールにまで及ぶ。

こだわりのルーフ/インテリア

アバルト的で見逃せないドレスアップといえるのが、チェッカード・ルーフ。

往年のツーリングカー王者であるフィアット・アバルト850TCを象徴づけたルーフのチェッカー・マーキングをイメージしている。

スコルピオーネオーロの屋根は、チェッカード・ルーフ。
スコルピオーネオーロの屋根は、チェッカード・ルーフ。    上野和秀

スコルピオーネオーロでは、ブラックのルーフにマット・ブラックでマーキングするという玄人好みのシックな表現が、いかにもアバルトらしいセンスだ。

インテリアも特別装備で仕立て上げられている。

専用品のスポーツシートは、ヘッドレスト部分にゴールドの刺繍で「SCORPIONEORO」のロゴが。さらに、シートのセンター部分は、スコーピオンのロゴをモチーフにしたカモフラージュ柄とされた。

このほか限定車であることを示すプレートが、フロアコンソールに取り付けられプレミアム感を盛り上げている。

また限定車だけにサウンドにもこだわり、Beats製オーディオを特別装備した。

「オーナーのあらゆる要望に対応」

日本に導入されるアバルト595スコルピオーネオーロは、右ハンドルのほか、左ハンドルも用意される。

それぞれに5速マニュアルと、2ペダルのMTAがラインナップされる形となった。

アバルト595スコルピオーネオーロの前席内装。
アバルト595スコルピオーネオーロの前席内装。    上野和秀

発表に立ち合ったアバルト日本法人のプロダクト・マネージャーの生野氏は、「このモデルでは意識してステアリング位置を右と左、トランスミッションもマニュアルと2ペダルのMTAを用意し、オーナーのあらゆる要望に対応しました」と紹介した。

好みに合わせて選べるのは、妥協をしないでこだわりを求めるアバルト・ファンにとって喜ばしい限りだ。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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