【今年一番の万能選手モデル】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI オンとオフの両立 英国編集部選出

公開 : 2020.12.28 21:45

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI以上に、すべてに対応できるクルマはないと評価する、英国編集部。興奮するほど速く、控えめで知的な容姿を備え、乗りやすい。あらゆる自動車のニーズに応えられる仕上がりだといえるでしょう。

もくじ

毎日乗れる手頃なパフォーマンス・モデル
得るべき動的性能のバランス

毎日乗れる手頃なパフォーマンス・モデル

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
走りと実用性、経済性を両立させるオールラウンダーとして、ハッチバックが選ばれるのはいつものこと。むしろバランスを考えると、ハッチバック以外という選択は難しい。

ただし、ハッチバックとひと括りにいっても、プレミアムブランド・モデルもあれば、パフォーマンスに特化したモデルもある。最近はSUVやクロスオーバーが人気だが、一時的な流行という見方もできる。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(欧州仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(欧州仕様)

フォルクスワーゲンのエンジニアたちが、ゴルフGTIへ進化する非公式プロジェクトを1974年に実行しなければ、現在のようなハッチバック市場は形成されていなかっただろう。それ以来、ゴルフGTIは40年以上の歴史の中で、8世代が生まれてきた。

多くのクルマ好きは、ワンランク上のステータスとパフォーマンスを得るため、追加費用を支払ってGTIを選んできた。普段の足にも使えるクルマとして。

ゴルフGTIは、毎日の通勤を楽しく感じさせてくれる。家族で、休日の遠出を楽しむことができる。停める駐車場を選ぶ必要もなく、過度な自己主張もない。

深夜の空港から自宅まで、気を使うことなく運転して帰ってこれる。それでいてチャレンジングな道に向かえば、充足度の高いドライビングファンを与えてくれる。過度なコストも心配しなくていい。

8代目でも、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIの特長は変わっていない。気兼ねなく買い物に使える、比較的手頃なパフォーマンス・モデルだ。

得るべき動的性能のバランス

GTI成功の理由も、変わらない。標準のゴルフが、常に優れた素材を形成してきたからだ。控えめでシンプルという、やりすぎないことの大切さを、理解するかのように。

すっかり数が増えたライバルより、パワーは少し劣り、スピードも抑え気味かもしれない。そのかわり、ドライバーはより強い一体感を味わうことができる。現実的に引き出せる動的性能と、新モデルとして高めるべき動的性能とを、常にバランスさせてきた。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(欧州仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(欧州仕様)

パワーで勝るライバルを、ゴルフGTIが追うことはない。8代目ではグリップ力が高められ、機敏性が引き上げられている。それでも、毎日の道路に見事に適応できるという特長は、そのまま。

新世代は、より直接的にドライバーへ訴求する性格付けになっている。しかし、実用性が根底にちゃんとある。

審査員コメント

Mark Tisshaw(マーク・ティショー)

1台のクルマで、自動車に求めるすべてを賄うことはできるか。このテーマを掲げたとき、まっさきに思い浮かべるのはホットハッチだ。

ただしオールラウンダーは、最高のホットハッチとはまた、基準が違う。シャープなドライビングという点では、ホンダ・シビック・タイプRに、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIは勝つことはできない。

ゴルフGTIは、楽しい家族でのドライブがいつもそばにある。働く女性がスーパーへ買物に行く時にも乗れる、オンとオフを兼ね備えている。それこそ、ゴルフGTIが選ばれる理由なのだと思う。

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