【ハイエースだけじゃない】日産NV350キャラバン 車内泊にぴったり? 特別仕様車「ブラックギア」の使い方

公開 : 2020.11.12 11:55  更新 : 2021.10.11 11:28

日産NV350キャラバンを、車内泊、キャンピングに使うなら? こんなテーマの展示会が開催されました。実験台には特別仕様車の「ブラックギア」も。3050mmの荷室長を、職・楽・飯・泊という視点でアレンジ!

荷室長3050mm 車中泊にぴったり?

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)

昨今のアウトドア人気を追い風として、日産が去る11月10日に、「日産NV350キャラバン」の特別仕様車「プレミアムGXブラックギア」を発売した。

これに伴い東京都・豊洲では、その実車を展示し、キャンプブームにおけるクルマの楽しみ方を訴求するコンテンツ“車中HACK”の発表会が開催された。

日産NV350キャラバンの特別仕様車「プレミアムGXブラックギア」の“車中HACK”発表会が、東京都・豊洲で開催された。
日産NV350キャラバンの特別仕様車「プレミアムGXブラックギア」の“車中HACK”発表会が、東京都・豊洲で開催された。    高桑秀典

これは、「車中HACK BOOT CAMP」と名付けられたイベントで、アクティブなユーザー層に車内での様々なアクティビティを通じて、新たなアウトドア・ライフの魅力を感じてもらうもの。

日産でチーフ・マーケティングマネージャーを務める山本聡氏は、キャラバンについて「これぞプロ仕様として、職人さんにハードなツールとしての圧倒的な性能をアピールしてきた。その一方で、スノボ、サーフィン、釣り、キャンプ、車中泊といったシーンでもキャラバンが活用され、とくに近年は車中泊の需要が伸びている」と紹介。

そのうえで、新発売された特別仕様について、「新型コロナウイルス感染症の流行で、3密を避けて余暇を楽しみたいというニーズが増え、クラス最長となる3050mmの荷室を誇るキャラバンをプライベートユースに振り切った仕様にした」と説明した。

ボディカラーは、専用色となる新色のステルスグレーをはじめ、ブリリアントホワイトパール、ファントムブラックの3色を設定。

エクステリアは「ブラックギア」の名のとおり、黒をベースにしたダークグレーメタル調グリル、ドアミラー、ドアハンドルなどを採用。フォグランプやドアミラーには見る者にスポーティな印象を与えるオレンジ色の加飾が施されている。

ブラックギア 内装は黒基調

インテリアはNV350キャラバン初となるブラックを基調とし、ピアノブラック調加飾付きステアリングのみならず、フロアマットなどもブラックで統一。

エクステリア同様、エアコンの吹き出し口をオレンジ色とし、運転席および助手席のシートにオレンジ色のダブルステッチを施し、それらをいいアクセントにしている。

車中泊をテーマにした「泊」のブース。日産NV350キャラバンの荷室長を活かした車内泊スペースが誕生。
車中泊をテーマにした「泊」のブース。日産NV350キャラバンの荷室長を活かした車内泊スペースが誕生。    高桑秀典

今回、日産は、車中泊やキャンプに出かけるユーザーが増え、こうした需要が高まっていることを受けて4名のYouTuberとともに車中活用法(ハックする着想=思い通りに操るアイデア)を開発。

インフルエンサーとなったのは、世界放浪10年目で、現在、恋人とともに自作のキャンピングカーで日本一周を目指しているBappa Shota氏。

飯テロキャンプ料理動画を公開しているALPHA TEC氏。

全国の道の駅を知り尽くした車内泊のスぺシャリストとして多数のメディアで活躍している浅井佑一氏。

ロードレーサーを引退し、キャンピングカーで車中泊をしながら気の向くままに自転車ライフを満喫しているMIHO氏という顔ぶれだ。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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