【今年はお手頃ドライバーズカーと同時開催】2020年で運転が一番楽しいクルマを選出 BBDC 2020(1)

公開 : 2021.01.02 05:45  更新 : 2021.05.18 16:15

英国で一番運転が楽しいドライバーズカーを決める、英国ベスト・ドライバーズカー選手権(BBDC)。コロナウイルスの影響で、例年は別に進めるお手頃ドライバーズカーと同時進行になり、述べ12台の一気乗りとなりました。

今年はお手頃ドライバーズカーと同時審査

text:AUTOCAR
photo:Luc Lacey(リュク・レーシー)/Max Edleston(マックス・エドレストン)/Olgun Kordal(オルガン・コーダル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
新型コロナウイルスが流行しても、2020年の英国ベスト・ドライバーズカー選手権(BBDC)の開催が見送られることはなかった。テストを行う英国南西部の10月の天気はいつも不順で厳しいが、それも中止の理由にはならない。

2020年の英国で、一番運転が楽しめるクルマ、ベスト・ドライバーズカーを決める。スーパーカーにスポーツカーホットハッチや純EVが、エクスムーア国立公園とカースル・クーム・サーキットを駆け回る。多少の雨など、意に介してはいられない。

英国ベスト・ドライバーズカー選手権(BBDC)審査の様子
英国ベスト・ドライバーズカー選手権(BBDC)審査の様子

AUTOCARをご愛読いただいている人はご存知かと思うが、枠を超えたベスト・ドライバーズカー選手権と、比較的安価なベスト・アフォーダブル・ドライバーズカー(お手頃ドライバーズカー)選手権の選考は、例年は別に開催する。だが今年は、諸般の事情で同一開催に。

今回は先に、霧が立ち込めるエクスムーア国立公園でお手頃ドライバーズカーを評価。その後、その勝者1台を含めて、価格を抜きにしたベスト・ドラバーズカーを選出することになった。

ベスト・アフォーダブル・ドライバーズカーも選ばれるが、2020年の締めくくりとして選ばれる、英国ベスト・ドライバーズカーは1台だけだ。まずはお手頃価格の1番から、決めていこう。

その前に、2020年の審査員6名を紹介させてほしい。いつものAUTOCARの顔ぶれではあるけれど。

2020年の審査員6名をご紹介

Matt Saunders(マット・ソーンダース)

ロードテスター/編集者。アリエル・アトム4のペダル調整に使う6角レンチは忘れていたが、防水ズボンは持ってきていた。しっかり雨の日の準備は忘れていない。

審査員の1人、マット・ソーンダースとジェームス・ディスデイル
審査員の1人、マット・ソーンダースとジェームス・ディスデイル

James Disdale(ジェームス・ディスデイル)

自動車評論家。一般道でドラマチックな走行シーンの撮影中でも、ほかの審査員の後ろを走ること避けるほど、スピードが大好き。

Richard Lane(リチャード・レーン)

ロードテスター。お手頃ドライバーズカーのホットハッチ4台は徹底的に評価してくれたが、翌日は体調が悪化。本番のベスト・ドライバーズカーでは不在に。少し寂しかった。

Andrew Frankel(アンドリュー・フランケル)

シニアライター。1989年にカースル・クーム・サーキットでベスト・ドライバーズカーの審査を実施したことを思い出した、今回唯一の人物。当時の彼は若すぎて、審査には関われなかったらしい。

Simon Davis(サイモン・デイビス)

ロードテスター。足の爪を傷めていて、残念にも片足はサンダル履きだった。それでもシフトダウン時のヒール&トウの技は見事。最後までカースル・クーム・サーキットを果敢に走り続けていた。

Matt Prior(マット・プライヤー)

自動車評論家。動画用の小さなカメラ、ゴー・プロをクルマに付けるというアイデアで、動画撮影は効果的にはかどった。でも防水ズボンを忘れて来て、ソーンダースから借りることに。

続いて2020年のノミネート車両、合計12台を英国価格順にご紹介したい。

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