【HDMI、コンセントとデジタルミラー】ホンダe アドバンス(2)長期テスト eでプレステ

公開 : 2020.12.19 11:45

見た目や走りなど、魅力たっぷりの小さな電気自動車、ホンダe。航続距離の比較的短い純EVと一緒の暮らしは、どんなものになるのでしょう。日常にどのようにフィットするのか、長期テストで英国編集部が確かめます。

もくじ

積算3181km ドアを閉めればシステム・オン
積算3397km 左手でブレーキの操作
積算3629km 小さな純EVが手頃になる日
積算3897km クルマの中でプレステもできる
慣れれば見やすいデジタルミラー
テストデータ

積算3181km ドアを閉めればシステム・オン

text:Steve Cropley(スティーブ・クロップリー)/Mark Tisshaw(マーク・ティショー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
ホンダeのドライビング体験は、細部に至るまでまったく新しい。鍵を持ってシートに座りドアを閉めれば、クルマのシステムは自動的にオンになる。

慣れるまでは、うっかりスタートボタンを押してしまい、システムがオフになるといことが何度かあった。気を取り直して走り出すと、とても印象深いシティカーだという実感に浸れるのだった。

ホンダe アドバンス(英国仕様)
ホンダe アドバンス(英国仕様)

積算3397km 左手でブレーキの操作

ホンダeの回生ブレーキは、今まで純EVで経験してきたものと動作が異なる。普通にスタートすると、アクセルペダルを放してもほとんど減速しない。

ステアリングホイールに付いたパドルの左側を何度か弾くと、回生ブレーキの効きが強くなる。再びアクセルペダルを踏むと、回生ブレーキは弱い状態に戻る。

つまり右足ではなく、左手で通常はブレーキを操作することになる。

積算3629km 小さな純EVが手頃になる日

2019年に、安価で軽快なシティカーは姿を消す、という記事を執筆したことがある。厳しい環境規制によって。2万9710ポンド(415万円)もするホンダeに乗ると、複雑な気持ちになってしまう。

ハンドリングの良い小さなクルマで、都市部の交通を縫って走るのは、運転のシンプルな楽しさの1つ。それが高額になってしまうなら、残念な事実だ。小さな純EVを手頃に買えるようになる日が、待ち遠しい。

ホンダe アドバンス(英国仕様)
ホンダe アドバンス(英国仕様)

積算3897km クルマの中でプレステもできる

筆者が10歳の時に雑誌編集の仕事につきたいと考えたら、テレビゲームの専門誌を選んだだろう。かといって、プレイステーションにどっぷり浸かっていたわけではない。

テレビゲームの記事自体に、興味があった。クルマを運転するより、AUTOCARのサイトを読むことの方が好きという気持ちに似ている、といって伝わるだろうか。

ホンダe アドバンスでプレイステーションを動かす筆者
ホンダe アドバンスでプレイステーションを動かす筆者

今はAUTOCARの英国編集部で幸せに過ごしているが、時々、わたしの中のゲーム心がうずくことがある。そして気付いた。ホンダeには、ゲーム機を動かすのに充分な機能が付いていると。ある人にとっては、無意味なものだとは思うけれど。

早速、ランチタイムに駐車場へ向かった。古いプレイステーションを持って。

ホンダeのコンセントにプラグを刺し、HDMIケーブルをつなぐと、助手席側のインフォテインメント用モニターにプレイステーションの画面が映し出された。ゲームソフトは、デストラクション・ダービーが入っている。

ホンダeのステレオから、懐かしい効果音が響く。もちろんリビングルームのテレビでも、同じことはできる。でも、なぜコンセントとHDMIのポートが付いているのだろう。

そこで筆者は、ホンダの担当者へ聞いてみた。突然の質問に、少し当惑した様子だった。

もちろん明確な理由がある。コンセントがあれば、好きな電化製品をつなぐことができる。クルマを多様性のあるものにしてくれるのだ。

 

人気記事