【2020年 勝ち組/負け組】42ブランド 英国市場シェア比較 トヨタ、VWが躍進

公開 : 2020.12.29 16:25

D~H 首位フォードは不安な兆し

ダチア

2019年:1.34% 2020年:1.24%
今年に入り、SUVのダスターの魅力はやや薄れているが、現在3モデルしかないラインナップの割に1.2%というシェアは立派なものである。さらに、大幅に改良された新型サンデーロの発売も控えている。

DS

2019年:0.18% 2020年:0.14%
DS 3はファンキーで手ごろな価格のコンパクトハッチとして同ブランドを支えてきたが、今年は数字を落としてしまった。英国ではPSAグループの高級志向のブランドとして地位を確立しつつあり、来年には新型DS 4が活躍すると期待されている。

フェラーリ

フォード・プーマ
フォード・プーマ

2019年:0.05% 2020年:0.06%
パンデミックの影響でマラネッロが2か月間閉鎖されたにも関わらず、これまでと同じペースで販売を続けている。非常に印象的だ。

フィアット

2019年:1.44% 2020年:1.37%
現在、フィアットの売上のほとんどが500である。FCAとPSAの合併後(ステランティス)、数多くのブランドを抱えることになるが、フィアットはその中で生き残ることができるのだろうか?

フォード

2019年:10.22% 2020年:9.43%
新型クロスオーバーのプーマは非常に好調だが、これまで英国で最も売れているコンパクトハッチのフィエスタは、新しいライバル車に包囲されている。フォードの独壇場は事実上過去のものとなっている。

ホンダ

2019年:1.90% 2020年:1.73%
ホンダは現在、英国で「好調」と言えるモデルを持っておらず、唯一ジャズ(フィット)だけが同セグメントでトップ10入りを果たしている。新型ホンダeは都会的で洗練されたコンパクトEVだが、兄弟車のイメージを変えることができるだろうか?

ヒュンダイ

2019年:3.60% 2020年:2.95%
ヒュンダイは大きな問題に直面しており、モデルの大半が売上を半減させている。同社のディーラーは現在、英国で最も不幸な部類に入ると言われており、決して良い兆候ではない。

J~L 新型ディフェンダーが活躍

ジャガー

2019年:1.56% 2020年:1.48%
セダンのXEは現在、米国では販売が見送られており、将来的には英国からも姿を消す可能性がある。BMW 3シリーズに12対1で大敗を喫しているためだ。そして、華麗な電動SUV、Iペイスの後継モデルは登場するのだろうか?

ジープ

2019年:0.27% 2020年:0.27%
ジープのトップは最近、グローバルブランドとして成功したと声高に自慢していた。そのメッセージは英国にはまだ届いていない。

キア

ランドローバー・ディフェンダー110
ランドローバー・ディフェンダー110

2019年:4.21% 2020年:4.47%
キアは現在、日産を抜いて英国第8位のブランドとなっている。その主力は、クロスオーバーセグメントで4位の座をヴォグゾールグランドランドXと争っているニロだ。

ランドローバー

2019年:3.31% 2020年:3.60%
シェアの上昇には新型ディフェンダーが貢献している。ディエンダー110が最終的に、プラットフォームを共有する売れないディスカバリーに取って代わるかどうかは、時が経てばわかるだろう。

レクサス

2019年:0.68% 2020年:0.87%
レクサスはクロスオーバーのUXが善戦し、英国でシェアを伸ばした。成長してはいるが、主流のプレミアムブランド6社の中ではまだ小さな存在だ。

ロータス

2019年:0.01% 2020年:0.01%
シーズンのチャンスを逃したF1チームのように、ロータスは来年のマシンに希望とリソースを集中させている。

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