【モダン2+2フェラーリの幕開け】フェラーリ612スカリエッティ V型12気筒のFR 前編

公開 : 2021.01.24 07:25

オールアルミで軽量・強固なボディ

長いノーズとドア、短いリアデッキを備えるボディはアルミニウム製。360モデナに次ぐ、2番目のオールアルミ・ボディのフェラーリだった。

V型12気筒の最高出力は540psで、全長4897mmのクーペを静止状態から97km/hまで4秒で加速。最高速度320km/hを実現している。

フェラーリ612スカリエッティ(2004〜2011年)
フェラーリ612スカリエッティ(2004〜2011年)

フロント・ミドのレウアウトを実現するアーキテクチャは新設計で、大きなV型12気筒エンジンをフロントアクスルより後方へ搭載。ミグ溶接とスポット溶接で組まれるアルミ製のスペースフレームは、剛性も極めて高い。

結果、612スカリエッティは従来のフェラーリと比較して、大幅に軽く頑丈だった。重量と剛性との比率でいえば、60%も向上していたという。

知的に統合されたスタビリティとトラクションの制御システムも、フェラーリ初採用。サスペンションは、従来的なボールジョイントのアルミ製ダブルウイッシュボーン。ダンパーの減衰力は、ホイールセンサーからの情報をもとに連続的に可変制御される。

サスペンションのほか、エンジンやトランスミッション、ブレーキもネットワーク化。伝統的なメカニズムと最新のテクノロジーとの、素晴らしい融合といえるだろう。

612スカリエッティを今探せば、6速マニュアルにも幸運なら巡り会えるかもしれない。199台が作られている。残りは7000ポンドの標準オプション状態だった、パドルシフトのF1マチック、6速セミATが搭載されている。

関連テーマ

人気テーマ

 

人気記事