【詳細データテスト】ロールス・ロイス・ゴースト なめらかな駆動系 快いハンドリング 極上の静粛性

公開 : 2021.01.23 20:25

結論 ★★★★★★★★★☆

第2世代のゴーストは、完全無欠というわけではなかった。それでも、もしロールス・ロイスの意図が、節度があり使い勝手のいいパッケージで、フラッグシップたるファントムの贅沢なマテリアルや並外れて洗練された走りを提供することだったなら、それは成功している。

ゴースト唯一の難点はセカンダリーライドで、完璧というにはほんの少し不足があった。それでもベントレーフライングスパーよりはずっと上なのだが、もしベントレーを責めるなら、ゴーストも同じようにしなければならない。そのほかのあらゆる点では、ゴーストは卓越したクルマで、移動時間をまちがいなくうれしいものにしてくれる。

結論:もっとも先進的なテクノロジーが投入されたロールス・ロイスであり、卓越したリムジンでもある。
結論:もっとも先進的なテクノロジーが投入されたロールス・ロイスであり、卓越したリムジンでもある。    LUC LACEY

実際、新型ゴーストは、もともとみごとなものだった先代より、数値的にみて改善を果たしている。それがとくに顕著なのが静粛性だ。不気味なまでに静かで、すばらしい道連れである。それはこの贅沢な空間の前後どちらに座っていても同じ印象で、もちろん高いシートに座ったドライバーもそれは変わらない。

このロールス・ロイスは運転が楽で、しかも満足させてくれる。このクラスでは最長のクルマだが、ファントムよりリアルな状況下でずっと取り回しがしやすい。それこそ、グッドウッドの狙い通りだ。しかも、華美さのトーンダウンを図りながら、威厳と適度な奇抜さを残している。われわれとしては、うまくいっているし、称賛に値すると思う。どこを取っても、この上なくすばらしい。

担当テスターのアドバイス

リチャード・レーン

ゴーストに乗っていると、そのキャビンが安息の地に思えてくる。これほど心地いい場所はまず見つけられない。それはエンスージアストだけでなく、クルマに頓着しないひとでもそうだろう。これぞロールス・ロイス効果だ。その影響を受けないひとはいない。

サイモン・デイヴィス

ブラバスG700の横に並んだが、そのドライバーは自分より少しだけ上からこちらを見ていた。それくらい、このロールス・ロイスのドライビングポジションは高い。

オプション追加のアドバイス

最大の岐路は、後席の選択だろう。標準仕様のラウンジシートにはマッサージ機能が用意されないが、補助席ありのイマーシブシートはそれを備え、小さな保冷庫も装備する。フルサイズの冷蔵庫やフルートグラス、ウイスキーデキャンタなどがほしければ、センターコンソール付きイマーシブシートしかない。そうそう、ラムウールのマットはお忘れなく。

改善してほしいポイント

・できれば、ドアミラーの角を落としてほしい。ジャンクションやコーナーで、視界に割り込んでくる部分を削りたくなる。
・フロントのシートベルトハンガーあたりから冷気が侵入してくるので、これは止めてもらいたい。

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